麻布俳句教室

麻布で俳句――。「卯浪俳句会・麻布教室」で俳句を学ぶ仲間の活動記録です。

毎月第2土曜日開催の卯浪俳句会・麻布教室は、一緒に学ぶメンバー募集中です!当教室の詳細は、本ブログの「麻布俳句教室について」「佳田翡翠講師について」をご覧ください。 体験ご希望の方は、online@haiku.jp へご連絡ください。

こんにちは。
今日は秋らしい、
おだやかな日和ですね。

昨日、中山道を
歩きました。
安中宿から松井田宿まで。

時折、雨に見舞われ
写真はそれほど
撮れなかったのですが、
西日に輝く扇子大の芒。
個人宅の庭先のソフトボール大の柿。
道ばたの野球ボール大の毬栗(いがぐり)と
秋をたくさん見つけました。

安中市の秋は
どれもこれもビッグサイズでした。

今、講談社文庫の
『俳句歳時記』を読んだところ、

青い毬に包まれたものを毬栗、
毬が裂けて実が覗けるものを笑栗、
毬から抜け落ちたものを落栗、
というとありました。

では、この写真は笑栗かもしれません。
栗

ということで、
栗の実ではなく、
いがが付いている状態を
詠んだ句を――。


青栗の風に遅れて揺るるるあり
岩田由美

毬栗と風が磨いてゆきし谷
櫂未知子

笑栗の籠にあふれて厨口
田川つる女

落栗や日のぬくもりを手のひらに
岡 汀子

抛られて音もたてずに虚栗
松田美子


虚栗(みなしぐり)は
中に実が入っていない
毬だけの状態とのこと。









台風19号。

なが~い人生の中で
あんなに大きな台風に
遭遇したのは初めて、
といえるぐらいの
激しい雨風でした。

みなさん、ご無事で
いらっしゃることを
祈るばかりです。

台風一過。
まだ救助を待つ方が
おられるのに
不謹慎かも、と思いましたが、
台風の句を
探してみました。


台風のコース日本を逆撫でに
右城暮石

右城さん、
なぜか台風の句が多い…。


倒れ木に群がる蜂や颱風過
石田波郷


今朝は虫の音が
さかんに聞こえます。


先日、高崎&安中方面に
行ってきました。

田園地帯は
稲穂が頭をたれ、
稲

町中では
達磨を乾燥中でした。
達磨
さて、先週に引き続き、
今日は卯波集の7月号。
麻布俳句教室のメンバーの
特選句をご紹介します。



今井肖子先生選

青空をらつぱ飲みしてソーダ水
林ひとみ

雲の峰微動だにせぬ警備員
藤岡詩音

武藤たみ先生選

浴衣の子つばさ得しごと飛び出しぬ
大原栄子

山本素竹先生選

袖口の風筒抜けや初浴衣
林ひとみ

海開まだ白い脚ばかりなり
守谷一剣


特選の皆さん、
おめでとうございます!

先日、東京芸大の
美術館で開催されている
「円山応挙から近代京都画壇へ」
を観てきました。
円山応挙展

「写生図巻」。
ずっと見ていても飽きません。

今日が最終日とのこと。
前半と後半の展示が
だいぶ異なっていたので
両方行けばよかったと
少し残念です。

さて、少し前に
日本伝統俳句協会の
卯波俳句教室で学ぶ
全国の仲間の句が掲載される
「卯波集」6月号が届きました。
麻布俳句教室からも
特選が!!
特選の皆さん、おめでとうございます!

さっそくご紹介します。


藤森壮吉先生選

蜘蛛の囲に捕らへられたる光かな
守谷一剣

佳田翡翠先生選

足音は水に沈めてあめんぼう
林ひとみ

白熱灯繭に工女の細き指
藤岡詩音

天蚕の繭の煌きうすみどり
吉田如翠

一本の光となりし繭の糸
守谷一剣

分校の花いちもんめ紅の花
守谷一剣

糸繰りや転がり踊る繭の玉
和田道楽





すっかり秋ですね。

さっそくですが、
9月14日に開催した9月句会の
メンバーの句をご紹介します。

兼題は、邯鄲、燕帰る
吟行地は、上野動物園 でした。



邯鄲や夢の中まで鳴き響き
翡翠

燕去り言葉少なき夕餉かな
風虎

蓑虫やぐんと伸びたる手長猿
詩音

もつれ飛ぶ子らの見つけし秋の蝶
如翠

凌ぎぬく北極熊に秋冷し
道楽

アジア象三頭の背に秋の風
香深

風に乗り帰燕は空へ高く消へ
キヨ子

新涼や夢食ふ獏のよく眠る
栄子

秋風や丹頂一羽吹かれをり
一剣

パンダ舎は一時間待ち秋日和
佳織

パンダ行列

あ、この写真を撮影したときは
まだ50分待ちでしたが、
週末は開園と同時に
長蛇の列です。

9月14日、
麻布俳句教室は
9月句会を開催しました。

9月前半の開催ですから、
きっと暑いと予測し、
涼しい博物館や美術館で
吟行ができるよう
上野で待ち合わせました。

と、ところが、
昨日は気温25℃という
大変に過ごしやすい気温でした。
ですので、迷わず上野動物園へ。
象

パンダは長蛇の列。
やはり動物園といえば象でしょう。
スマトラ虎
早口言葉になりそうな
スマトラ虎。
人間に近いこの場所が
お気に入りのようです。
北極熊
涼しいですか、北極熊さ~ん!
なかなかアクティブに活動中でした。

吟行地が動物園って、
なんて楽しいのでしょう!!
いっぱい刺激を受けて
俳句を作ることを
忘れるくらい
ワクワクが止まりませんでした。

おっといけない!
俳句を作らなきゃ。
慌てて、歳時記を取り出す始末。

めいっぱい
濃い時間を過ごした
メンバーの句は
後日ご紹介します。


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