麻布俳句教室

麻布で俳句――。「卯浪俳句会・麻布教室」で俳句を学ぶ仲間の活動記録です。

毎月第2土曜日開催の卯浪俳句会・麻布教室は、一緒に学ぶメンバー募集中です!当教室の詳細は、本ブログの「麻布俳句教室について」「佳田翡翠講師について」をご覧ください。 体験ご希望の方は、online@haiku.jp へご連絡ください。

少し前のことですが、
泰山木の花が咲いているのを
見つけました。
180528泰山木 (2) (338x450)

万が一、落ちてきたら
両手で受け止めねばならないほど
大輪ですよね。
『みんなの花図鑑』によると、
花径はなんと50センチから60センチあると!!
日本の樹木の花としては最大なのだそうです。

原産地は北アメリカで、
日本へは明治時代の初期に渡来。
名前も雰囲気も
北アメリカというよりアジアな感じの
植物です。

背が高い木で、しかも
花が天を向いて咲いているので
手の届かない、高貴な存在に思えます。

俳句では
泰山木の花が夏五月の季題。

昂然と泰山木の花に立つ
高浜虚子

街路樹に泰山木を咲かす国
稲畑汀子

一昨日、新潟県長岡市に
でかけました。
新幹線でわずか1時間半ちょっと。
その短い間に天候がずんずん変わって、
ピーカンの長野、片や低い雲たちこめる長岡でした。

長岡で買って帰るのは醤油赤飯。
地味においしい。

さて、6月9日に開催した
麻布俳句教室の句会の
メンバーの句をご紹介します。

兼題は、蛍、麦秋。
吟行地は、旧芝離宮恩賜庭園でした。

180526詩音さん麦畑

ひた走る蒸気機関車麦の秋
詩音

浮かびては流れて消ゆる蛍かな
キヨ子

築山を一巡りして梅雨の蝶
栄子

麦秋や夕日大きくたわみつつ
ひとみ

蛍闇思ひ出ばかり探してゐる
風虎

立山の尾根きらきらと麦の秋
佳織

七変化水面に映す未来都市
道楽

夕日乗せこんがり匂う麦の秋
如翠

蟻の列続く大名屋敷跡
香深

冒険をためらふような蛍の火
一剣

よべの雨ふふみて青き四葩かな
翡翠



昨日、6月9日、
麻布俳句教室の月例の
句会を開催しました。

吟行地は、旧芝離宮恩賜庭園でした。
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梅雨に入りましたが、
幸いにも好天に恵まれました。
しかも、予報では最高気温30度とのことでしたが、
風が心地よく、吟行日和でした。

芝離宮はすっかり夏。
昆虫類が活発に活動し、
ビビッドな花々が咲いていました。

メーンイベントは
なんといっても、蛇の出現。
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皆で、蛇の行方を観察中です。
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吟行後は、麻布十番の
いつものお蕎麦屋さんでランチ。
そのときに、先月入会された
佳織さんにそのお蕎麦屋さんの俳句を
ご紹介しようと思ったのですが、
ほぼ覚えておらず、トホホ。

ご紹介したかったのは、この句です。

春麻布永坂布屋太兵衛かな
久保田万太郎


そう、永坂布屋太兵衛でランチでした。

その後、13時から句会。
「蛇の句を詠んでみて」と翡翠先生に
いわれたからには、トライしたみようと
がんばったメンバーの句は
近日中にご紹介します。


今日もいい天気です。

今年は沖縄、九州、四国と
梅雨入りが平年よりも早いようですね。

早いといえば、5月25日、
我が家のお隣の木槿が1輪だけ
咲きました。
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こんなに早いのは記憶にありません。
1輪だけフライングしたのでしょうか。

一昨日、東京駅の地下を通っていましたら、
歴代の銀の鈴の展示を見つけました。
IMG_2563 (338x450)

びっくりすることに
第1代はこんなだったのですね。

「う、う、裏通りのディスコみたい!」と
思わず口走りましたが、
いろいろと事情があったのでしょう。
写真の鈴?は設置された1968年当時の
資料をもとに復元されたものです。

こちらが二代目。
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1969年から15年間活躍した鈴。
ずっしり。

そして、三代目。
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1985年から2007年まで
最もたくさんの待ち合わせを
目撃した鈴です。

そして、現在の銀の鈴。
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もし鈴が鳴ったとしたら、
一番細くて涼しげな音を出しそうですね。

では、東京駅の俳句をプレバトから。
(このときのお題は東京駅と虹でした)


時間止まる人と駅舎の上に虹
横尾渉


夕べは満月でした。

使っているカレンダーに
この時期の月の表現として、
「田毎の月」という素敵な言葉が
載っています。

水を張った田んぼのひとつひとつに
月が映る――。
日本らしい、日本人らしい
景色の切り取り方だと思いました。

翡翠先生から
「卯浪」4月号が送られてきました。

麻布俳句教室からは
栄子さんの2句が特選に
選ばれました!

栄子さん、おめでとうございます!

身の回りのことを
俳句に詠まれる栄子さん。
その俳句から、きっと丁寧な暮らし方を
されているのだろうと
勝手に想像しています。

では、栄子さんの特選句を、どうぞ。

<今井肖子選>
緑陰や窓口小さき券売所
栄子

<山本素竹選>
ひよつこりと息子現はる四月馬鹿
栄子

あっという間に5月は終盤。
もうすぐ6月ですね。

6月の麻布俳句教室の句会の
兼題は、蛍と麦秋です。

麦秋、麦の秋。
麦の実りの時、刈り取りの時は
初夏なので、秋とあっても、
夏5月の季題。

麦畑は遠い記憶のかなたです。
麦畑、どこにあるのでしょう?

麦の都道府県別の生産量
(農林水産省・2017年データ)。
第1位は北海道。
61万トンと生産量は圧倒的です。
続いて、福岡県、佐賀県、栃木県。
生産量が少ない県は数値を
発表していないそうです。
数値を発表すると
個人の生産量が特定されるという理由から。
それほど生産者自体が非常に少ない県も
あるということですね。

ということで、大生産地はいずれも遠いなぁ、
見に行けないなぁ、都内に麦畑ないかなぁと
思っていたら、
詩音さんから麦畑の写真が送られてきました。

180526詩音さん麦畑

な、な、なんと、
小山市で麦畑を観ているところだと。
観光協会に問い合わせて、
麦畑のあるエリアを調べたそうです。
そうか、確かに、栃木県は
麦の生産量、全国第4位。

なんという調査力、
なんというフットワーク。
詩音さん、凄すぎる~~~。

今は便利な時代で、
パソコンで動画はいくらでも見れるし、
関連情報を調べたりもできる。
でも、百聞は一見に如かず。
実際に足を運んで
自分の目で観て、肌で感じようとすることは
こんな時代だからこそ、大事だなぁと
改めて感じ、詩音さんに感心しました。


雨二滴日は照りかへす麦の秋
高浜虚子

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