こんにちは。
桜満開のころ、毎年のようにシトシトと雨。
はかないので、なおさら桜は愛されるのですね。

さて、麻布教室は3月12日(日)に定例の句会を開催しました。
吟行地は、ホテルニューオータニの日本庭園。
滝

梅がまだ咲いており、椿は見ごろ、桜は咲き始めたところでした。
椿

ホテルでランチ後、近くの「赤坂区民センター」に向かいました。
兼題は、ものの芽。
加えて6句を会場で作りました。
風情ある吟行地で感じたことが果たしてどんな句になったでしょうか。

肖子先生、生徒9人の「今月の1句」をご紹介します。
句とは無関係ですが、間にニューオータニの写真を織り込みながらお送りします。

日輪の霞む東京昼下がり
肖子

竹垣

連翹の一叢おきに土手の道
一剣


木の芽風やはらかに受け紀尾井坂
佳織

庭園の朝の静けさ沈丁花
亜紀子

プッチーニ流れる午下や花ミモザ
鉄馬


紅椿一枝石灯籠聳ゆ
詩音

春の闇まとわりつかれ迷い道
珂門

園児らの次々触るるもの芽かな
香深

ものの芽や季節が巡り土匂ふ
道楽

ものの芽や都心の隙間埋めるごと
栄子


桜