麻布俳句教室

麻布で俳句――。「卯浪俳句会・麻布教室」で俳句を学ぶ仲間の活動記録です。

毎月第2土曜日開催の卯浪俳句会・麻布教室は、一緒に学ぶメンバー募集中です!当教室の詳細は、本ブログの「麻布俳句教室について」「佳田翡翠講師について」をご覧ください。 体験ご希望の方は、online@haiku.jp へご連絡ください。

昨日は、卯浪年間賞の特選に
キヨ子さんの句が選ばれた
ビッグニュースをお伝えしました。

さて、今日は、
卯浪集の10月の特選句に選ばれた
麻布俳句教室のメンバーの句を
ご紹介します。
今回からは選んでくださった
講師の先生のお名前も記したいと
思います。



【小川みゆき選】
団栗を握らぬはうの手をつなぎ
一剣

ひとしれず花となりたる吾亦紅
林ひとみ

【日置正樹選】
団栗を握らぬはうの手をつなぎ
一剣

【平井裕子選】
風音の高まりきたる雨月かな
一剣

何処までも月と並びし帰り路
詩音


おめでとうございます!
一剣さんは3人の選者から
1句ずつ選ばれて、
ハットトリックですね。


IMG_3069 (338x450)

麻布俳句教室の
12月句会の季題に
花柊があります。

柊の花……。
思い浮かばず、ネットの画像検索を。
白くてかわいい花ですね。
しかし、考えてみれば、
柊など、そこら中に植えてあるはず。
単に見過ごしているだけではないかと
外出の度に探しました。

そして、見つけました!
見過ごすくらい小さな花なのに、
なんと芳しい香。
IMG_2788 (338x450)

ぜひこの香を詠みたいと思います。

さて、今日は、すばらしいニュースを
お届けします。

卯浪では、毎年、
年間に投稿される多数の俳句の中から
優秀作品を表彰します。

2017年度の年間賞が発表になり、
特選に麻布俳句教室の
植物博士、キヨ子さんの句が
選ばれました!!!

2017年度の投句数は596句。
卯浪俳句大賞、準大賞に次ぐ賞です。

すばらしい~~!!

では、その句をご紹介します。


雁風呂に遠き海鳴り届きをり
キヨ子


明日は、10月の特選句を
ご紹介します。

俳句を始めると、
見える景色が変わる――。
よくそんな話を聞きます。
全く同感です。

この冬まで、季節外れに咲く花など
横目でちらっと見るくらいで、
あっという間に記憶の外に
消え去っていました。

ところが、11月11日に
日本伝統俳句協会の関東支部大会に
参加したとき、躑躅の花が
ぽつぽつと忘れ咲きをしており、
一緒に吟行していた
一剣さんから「帰り花」というのだと
教えてもらいました。
(帰り花は冬11月の季題)

そして、通常は「帰り花」といえば、
桜のことなので、躑躅の花ならば、
その名を補うことも。

あれからわずかに2週間。
世の中にはこんなに
忘れ咲きの花があるのかというほど
いろいろな花の「帰り花」を
目にしました。
今まで、気づかなかっただけ、
というのか、心のアンテナの
感度が悪かっただけなのでした。

もったいないことをしました。

有名な、

朝顔や釣瓶取られてもらい水
加賀千代女


の句碑がある薬王寺の「朝顔の井戸」が
今、このように文字通り
朝顔の井戸になっています。
IMG-3346 (338x450)

12月に朝顔が咲いているとすれば
奇跡の「帰り花」ですが、
これは本物なのでしょうか。

近々確認しに行ってこようと思います。




昨日、友人から
「ゲッコウって知っている?」と問われ、
頭の中が?の字に。

月光?
激高?
え、何?

月の光でできる虹、
月虹でした。

滝に落ちる水に
虹がかかって
いるのをテレビで見て、
とても幻想的だったと。

見ていないけれど、
とても素敵な感じは
よ~くわかります。

調べてみると、
ハワイでは月虹を見ると
幸せがやってくると
言い伝えられているそうです。

なおさら、素敵です。

月虹は
俳句の季題にはありません。
月は秋九月、
虹は夏七月の季題。
月虹を詠んだ句はないか
探してみましたが、
レアな現象なのか、
見つけられませんでした。

ですので、
月虹ではなく
月光の句を。


滝壺に落ちし月光湧きのぼる
落合水尾


去る11月11日、
日本伝統俳句協会の
関東支部大会が開催されました。

大会の幹事は、
関東支部千葉部会の会長、
われらが翡翠先生です。

麻布俳句教室からは
一剣さん、詩音さん、佳織さんと香深が、
大会のお手伝い&
句会へ参加しました。

会場は、成田山新勝寺の信徒会館2階。
成田駅から徒歩で15分ほど。
当日は快晴で、気持ちのよい表参道を
歩いて会場に向かいました。

参道入口では、大木がお出迎え。
IMG_3290 (338x450)

参道を中ほどまで行ったところに
三橋鷹女の像がありました。
IMG_3294 (338x450)

鷹女は、成田で生まれ育った
明治生まれの俳人です。

遺作は、
千の虫鳴く一匹の狂い鳴き


鷹女の像を過ぎると、
下り坂。
ずっと向こうに新勝寺境内の
平和大塔の上部が
見えてきました。
IMG_3295 (323x450)

と、うなぎ屋さん「豊川」の前では、
大きなテーブルを囲み、
うなぎをさばく6人衆。
IMG_3297 (338x450)

圧巻でしたが、
先を急いでいたので、
ちゃんと撮影できず。

そして、総門に到着。
IMG_3299 (450x338)

信徒会館で会場づくりなどを
済ませて、
新勝寺と成田山公園で吟行です。

IMG_3304 (338x450)
芭蕉の句碑。

IMG_3310 (338x450)
虚子の句碑。

IMG_3306 (450x338)
俳句に詠めそうな
(でも力不足で詠めなかった)
苔むした岩。

紅葉もちらほら。
IMG_3313 (338x450)

境内では菊祭り開催中。
IMG_3330 (338x450)

1時間以上時間をかけて
佳織さんの案内で散策。

会場でお弁当をいただいてから、
いよいよ句会の始まりです。

出席者は(確か)97人。
いつもの12人の句会でも選句が大変ですが、
この日は240句から3句を選ばねばなりません。
もう頭の中がパニックで、
何が何やら、混乱状態に。

そして、一般選の披講。
選者の先生方が選ばれた句の披講へ。

いろいろ凄すぎて、
ただただ、たくさんの句が
耳を抜けていった記憶しか
残っておらず、
ちゃんとした感想が書けず、
すみません。

正直、最初は参加するのが
気が重かったです。
でも、とっても貴重な体験でした。
思ったほど緊張しなかったのは、
翡翠先生のお心遣いがあったから、
そして、麻布俳句教室の仲間が
一緒だったからです。
感謝!

立冬を過ぎ、だいぶ寒くなりました。
この時期の空気は
なぜか、焚火の香に似た香が
かすかにするときがあります。

東京のど真ん中で
焚火をする人はいないと思うので、
焚火ではなく、
太陽に暖められた乾燥した空気が
香り立っているのかも知れません。
大好きなにおいです。

さて、11月4日に開催した
麻布俳句教室の11月句会。

吟行地は、有栖川公園。
季題は、後の月と菊枕 でした。

早速メンバーの句をご紹介します。

1811佳織さんのお遍路 (338x450)
菅笠の影法師追ふ秋遍路
佳織

日当りて白き初冬の南部坂
栄子

祭服の黒さ極まる十三夜
詩音

漂へる枯葉の行方風に聞く
一剣

青き空飯桐の実の枝高し
キヨ子

秋澄むや未練絶ちたり芒の穂
道楽

明け方の寝返りひとつ菊枕
香深

雲切れて山の宵なり十三夜
如翠

滝に落ち流れて浅瀬落葉かな
珂門

小春日や師匠の留守を南部坂
風虎

ひらがなの筆のはこびよ風の萩
ひとみ

菊枕君が晩節うるはしう
翡翠


掲載したセンスある写真は、
佳織さんの自撮りです。
先日、お遍路に出かけたそうです。
句とぴったりの写真ですよね!

↑このページのトップヘ