あの驚異的な暑さから比べれば
最近の暑さはかわいいもの。
だいぶ過ごしやすくなりましたね。
湿度も低くて、心地よいです。

火星が大接近していますが、
もうご覧になりましたか。
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(建物の上の白い点が火星です)

火星と地球とが最も近づいたのは、
7月31日でしたが、今でも
星が目立たない東京の夜空で、
ひときわ目立って輝いています。

なんでも15年ぶりの大接近で、
9月上旬まではよく見えるそうです。

さて、麻布俳句教室の
9月句会の兼題のひとつが
銀漢です。

天の川のことだと
先日の句会で初めて知りました。
というよりも、
この言葉、初めて聞きました。

調べてみると、
銀漢の「銀」とは銀河のこと。
地球を含む天の川銀河を
地球から見ると天上の川のように見える。
古代の中国では、この天上の川は、
揚子江の支流である
漢水(別名・漢河)の水が
天に昇って、川になったと
考えられており、
銀漢と呼んだとのこと。

この天の川。
年中見ることはできますが、
夏から初秋にかけてが
観測のベストシーズンなのだそう。

今年の七夕(旧暦)は
8月17日(金曜日)で
すでに過ぎてしまいましたが、
新月をベストタイミングとするならば
来月、9月10日(日)です。

銀漢にわが家小暗く灯りをり
星野立子

この句のような
銀漢は東京では難しいかも
知れませんが、

これから9月にかけて
火星や天の川を見るために
夜空を見上げてみたいと思います。
そして、よい俳句が詠めますようにと
星星にお願いしようかと…。