10月13日土曜日に開催した
麻布俳句教室の10月句会。

少し肌寒くなった土曜日の午前中に
国立科学博物館附属自然教育園で
吟行をし、
午後、句会を開催しました。

兼題は、雨月と無月でした。

早速、メンバーの句をご紹介します。

今回の句会には、
30代のあかねさんが特別参加です。
ぴったりの写真と共に、
あかねさんの句からスタートです!

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木の実落つ音を楽しむスニーカー
あかね

待宵の手早く終へし厨ごと
詩音

どんぐりを握らぬ方の手をつなぎ
一剣

足元に猫の寄り来る無月かな
佳織

すすき原少女の声のすぐ近く
栄子

長良川天心にある今日の月
ひとみ

隠沼に倒木映す森の秋
キヨ子

模糊としてながめる空や月今宵
如翠

身に入むや小暗き森の隠れ沼
風虎

天照らす香取の里の無月かな
道楽

毒茸のオレンジ色や森深し
香深

無月とて仄かに月の在りどころ
翡翠