この本、買いました。

笑う子規

「9月の句会までに
子規に関する本を
1冊でも読んでくださいね」
という翡翠先生からの
宿題が出ました。

子規忌は9月19日。
9月の句会もまだまだ
先ですが、
せっかくですから、
早目に何か読んで
おこうと思って、
探し始めたのです。

子規に関する本を
選ぶにあたって、
第1冊目は「明るい本」
という能天気な理由から
この『笑う子規』を選びました。

正岡子規のことは、
うろ覚えの『坂の上の雲』とか、
夏目漱石関連の
本やドラマなどを通して、
ざっくりとしたイメージを
持っている程度です。

子規はとても快活な
人だった印象ですが、
やはり長い病床の生活や
若くして亡くなったことから
読んでいてつらくなる本を
1冊目に選びたく
なかったのです。

さて、『笑う子規』。
端的にいうと句集です。
子規は2万4千もの俳句を
詠んだそうですが、
その中から天野祐吉さんが
「おかしみのある句、
笑える句を」選んで、
南伸坊さんが絵を描いたもの。

天野祐吉さんというと
我々が知るのは
テレビのコメンテーター
だった天野さん。
晩年は子規記念博物館の
館長をされていたそうです。

1ページに1句。
句の横に天野さんの
短いコメントが
添えてあります。

まだ、読み終えていませんが、
これを読んだら、
次は正岡子規の随筆を
何冊か読んでみようかと
思っているところです。

『笑う子規』(ちくま文庫)
著者: 正岡子規
編者: 天野祐吉
絵:   南伸坊
発行: 筑摩書房
価格: 700円(税抜)