梅雨本番、
どんよりとした日が続きますね。

しかし、梅雨の晴れ間は
木の葉が一段と輝いて
キラキラ。
これをなんとか
句にできないものかと
思ったりしている今日この頃です。

先日、雨の中、
中山道を歩きました。
そして、やっと埼玉県から
群馬県に入りました。
埼玉県は広くて深かった!
埼玉群馬県境

群馬県に入ってすぐ、
松尾芭蕉句碑が
立て続けに登場しました。
新町宿は
俳諧が盛んな
土地だったそうです。
松尾芭蕉句碑 柳茶屋

傘におしわけ見たる柳かな
松尾芭蕉

柳=春4月

新町宿の江戸方入口近くの
八坂神社の脇に
建っています。
もともとここに
柳が美しい茶屋があり、
柳にちなんで
建てられたのだそうです。
芭蕉がここで詠んだものでは
ありません。

それからさらに進み、
新町宿の京方の入口近くの
弁財天に1855年に建立された
句碑が。
松尾芭蕉句碑 新町宿弁財天

掬ぶより早歯にひびく泉かな
松尾芭蕉


泉=夏7月

手で掬って
泉の水を飲むと、
歯に響くような冷たさでした、
ってことでしょうか。

この句はどこで
詠まれたか、不明です。
そして、一説には
この句の句碑は全国に
13基もあるそうです!
でも、夏の暑い日に
京都方面から江戸に向かって
中山道を行く旅人たちが
やっと新町宿にたどり着き
ここにあった清水で
のどの渇きを潤したことが
容易に想像できる場所に
建っていました。