麻布俳句教室

麻布で俳句――。「卯浪俳句会・麻布教室」で俳句を学ぶ仲間の活動記録です。

毎月第2土曜日開催の卯浪俳句会・麻布教室は、一緒に学ぶメンバー募集中です!当教室の詳細は、本ブログの「麻布俳句教室について」「佳田翡翠講師について」をご覧ください。 体験ご希望の方は、online@haiku.jp へご連絡ください。

2017年07月

卯浪俳句教室の会報、
『卯浪集』6月号が
届きました。

全国の教室で学ぶ
会員が毎月、5句を投句。
講師の先生3人ずつ当番制で
集まったたくさ~んの句を読み、
選句してくださいます。

会報にまとまるまでに
1か月の時間を要します。
ですので、6月号です。

6月号には、麻布俳句教室の
メンバーの句が3句も選ばれました
ヤッター!!!

本当は、メンバーに詠んだときの
状況や気持ちを聞いて
句をご紹介すべきですが、
まずは句を先行してご紹介します。

今日から1句ずつ、
3日に分けてご紹介します。


見つからぬジグソーピース梅雨深し
鈴木風虎


小川みゆき先生の評は、
ジグソーパズルがひとつでも
「無くなって必死に探すイライラ感が
彷彿と季題に語らせています」と。

明日もお楽しみに。




昨日のブログ、
ネットの反応が悪く、
更新前の投稿が掲載されました。
午前9時頃に更新しましたが、
その前にお読みいただいた方、
申し訳ありませんでした。

**************

さて、昨夕は、
隅田川の花火大会でした。

約75万人が見物したそうです!

75万人って、ひとつの都市の
人口に匹敵する人数ですよね。
すごいですね。
これでも日本の花火大会の
見物人数では最多ではないですから
花火大会は侮れない!
(侮っていませんけれど)

隅田川の花火大会は、
今年40回目ということでしたが、
これは昭和53(1978)年に
再開されてから。
実はその歴史は古く、
享保18(1733)年に
開催されたのが起源です。

その前年、享保の大飢饉のうえ、
疫病が流行って多くの死者が出ました。
時は吉宗の時代です。
亡くなった人々の慰霊と
疫病退散を祈念して
行われるようになったということです。

花火は「江戸時代から
秋の季題となっている」そうです。
大きな花火だけでなく、
庭先でやる小さな線香花火も
秋の季題。

なんだか最近、
今の季節をテーマに
投稿していなくて
申し訳ないのですが、
今日は隅田川の花火の句を。

揚花火その名隅田の恋ごころ
高澤良一




近頃、〇〇女とか、〇〇女子、
〇〇ガールというのが流行っていますね。
理系に強い女性をリケジョとか、
登山好きの女性を山ガールとか…。

その中に、ダムジョというのがあります。
ダム好きの女性のこと。

確かに、大量の水が
放水される様子は圧巻。
見ているだけで気持ちいいです。

そんな魅力を持つダム。
昔から俳句でも
詠まれていたそうです。

一般財団法人ダム協会の
「ダム便覧」の中の
「このごろ」というカテゴリーに
いろいろな情報が収められています。

その中に、ダム関連の俳句についても。
こちらです。

高濱虚子について
書かれた投稿もあります。

虚子は丸山ダムを訪れて、

ダムを見て今は蛍の蘇水郷

と詠んでいます。

「このごろ」の中で
面白かったのは、
「土木と俳句」でした。

春夏秋冬の句が記載されていますが、
土木関係の俳句は
夏に読むと、
なんだかスキッと
気持ちいいです。



詩音さんが
高濱虚子記念文学館
行ってきたそうです。
写真を送ってくれました~。
詩音さん、ありがとう!!

虚子記念文学館は
芦屋にあります。
高濱虚子記念館2

諸々の建築制限で
570㎡の建物だそうです。

館内の撮影できる場所を
詩音さんが撮影。

高濱虚子記念館7

二階には、常設展。

そして、図書室が。
高濱虚子記念館8

外には、俳磚が。
俳磚とは、館の建設に協力した方々の
句を
呉須で染め付けたタイル。
俳磚を貼り込んだ塀があります。
高濱虚子記念館5

詩音さんが
佳田翡翠先生の句を
見つけ、撮影。
高濱虚子記念館4


いいなぁ、うらやましいなぁ。
行ってみたいなぁ。

今度会ったときに
詩音さんに館のこと
もうちょっと
詳しく訊いてみます。

秋の俳句ですが、
俳磚にあった
翡翠先生の句を。


雁渡る
夜は父のこと
母のこと



机の上に
カレンダーがあります。
大暑の初侯の今、
「蚊帳」についての短い
コラムが載っています。

蚊帳って、最後に吊ったのは
いつか覚えていますか。
私は恐らく40年以上前だと思います。

蚊取り線香はベランダで
利用することもありますから
今でも数年に1度は使っていますが、
生涯一度も使ったことがない、
あるいは以前使っていたが、
もう何十年も使っていない
夏の雑貨があるはず。

そんな季題を歳時記で
探してみました。

青簾(あをすだれ)
葭簀(よしず)
葦戸(よしど)
籐椅子
花茣蓙(はなござ)
箪(たかむしろ)
油団(ゆとん)

などなど。
いずれも暑い中、
涼を得ようとする工夫です。

この中で最も「?」な
語である油団について。

油団は、和紙を広く
張り合わせて、
表に油または漆、渋を
引いたもの。
敷物に用いられる。

この家と共に古りたる油団かな
伊藤柏翠


そう。
古くなっていくもの、
使われなくなったものも
語り継いでいく
俳句です。



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