麻布俳句教室

麻布で俳句――。「卯浪俳句会・麻布教室」で俳句を学ぶ仲間の活動記録です。

毎月第1土曜日開催の卯浪俳句会・麻布教室は、一緒に学ぶメンバー募集中です!当教室の詳細は、本ブログの「麻布俳句教室について」をご覧ください。 体験ご希望の方は、online@haiku.jp へご連絡ください。

2017年07月

6月7日に掲載した
多摩川台公園の紫陽花特集
の最後に
翡翠先生の素敵な
紫陽花の句を加えました。
ぜひそちらもご覧ください。
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さてさて、昨日に引き続き、
7月8日に開催した
麻布俳句教室の
7月の句会での
メンバーの句を
ご紹介します。

繰り返しになりますが、
吟行地は入谷の朝顔市。
兼題は五月雨と香水です。



香水の香やセザンヌの絵の前に
栄子

夏襟の白際立たす藍衣
詩音

朝顔市売切御免の仕舞札
風虎

朝顔市4


暑い日が続きますが、
お身体ご自愛ください。
明日の第3弾、ご期待ください。


7月8日(土曜日)に
開催した7月の句会。

入谷の朝顔市が吟行地。
兼題は、五月雨と香水でした。

涼しく快適な
山形県の学生会館。
おかげで、
作句に集中できました。

さて、今日から3日にわたり、
メンバーとゲストの句を
ご紹介します。



水打ちて日の残り香を立たせけり
ひとみ

あの時と同じ香水つけてみる
桂子

さみだるる空の重さに鎮む森
一剣

長坂の先の先なる大夏木
香深

夏木立

今日のブログには、
ゲストの桂子さんの句を
掲載しました。

明日もどうぞお楽しみに!



昨日、7月8日、
麻布俳句教室の
7月句会を開催しました。

吟行地は入谷の朝顔市。
昨日は朝顔市の最終日でした。

いつもよりも早い9時半に
入谷駅に集合し、
吟行のスタートです。
朝顔市8

昨日は気温が30度を超え、
最終日の午前中ということで
大変な人込みでした。

朝顔市1

「そうは入谷の鬼子母神」の
鬼子母神にも
お参りし、
朝顔市を満喫しました。

鬼子母神

これが噂の団十郎。
しぶ~い!
朝顔市3

あまりの暑さに
朝顔もねじり鉢巻き。
朝顔市2


朝顔市5

お客さんは購入した
朝顔を宅配便で送るので、
ヤマトさんは大忙し。
朝顔市7

暑いながらも
楽しい朝顔市での
吟行を終え、
句会の会場へ。

会場は、風虎さんに
お世話になり、
山形県の学生会館で。

いつものメンバーに
ゲストのお二人を迎えての
句会です。

日焼けで腕を
ヒリヒリさせながら
がんばった作句。
皆のベスト句は
明日から3日間で
ご披露いたします。

ぜひぜひお楽しみに~。


我が家の隣家の
庭先に夏になると
綺麗な花が咲きます。
塀を乗り越えて
まるで我が家のための
ように咲きますから
7月から数か月間、
たっぷりと楽しめます。

白く、花びらが5枚。
中央が濃い紅色で、
中央に黄色の蕊。

その花の名は…。


私は、ずっと芙蓉だと
思い込んでいました。
20年近く……。
そして、毎年いつ咲いて、
いつまで咲いているか、
カレンダーに書き込む
くらい、毎朝の楽しみに
していました。

ところが、
ハイビスカス、
立葵(たちあおい)
芙蓉
木槿(むくげ)
がよく似ていることを
俳句を勉強するようになって知り、
「もしや!」と思って確認したところ、
隣家の花は木槿でした。

芙蓉も木槿もいずれも
中国原産のアオイ科フヨウ属。
写真を見てもなかなか
違いがわかりません。

咲く時期も木槿が若干早いくらいで、
ほぼ盛夏に咲く点は共通しています。

違いは葉。
明るい緑色で
薄くて手のひら状の
切れ込みがほとんどない葉を
持つのが芙蓉。
濃い緑色で切れ込みが鋭い
楕円に近い形状の葉の植物が
木槿です。

木槿2

なので、今日は木槿の俳句を。

今日の花たたみ木槿の夕べかな
稲畑汀子

そうなんです。
木槿の花は朝開き、
夕方には早々にしぼんでしまいます。


今日は7月7日。
七夕です。

七夕は五節句のひとつ。
七夕(しちせき)の節句。

でも、本来ならば
陰暦の7月7日が七夕。
なので、俳句では、
七夕は秋の季題です。

ですから、俳句的には、
今年は8月28日に
句を詠むべきで、
このブログの投稿も
その日にすべきですが、
気分はもう七夕なので。

七夕といえば、
織女と牽牛。
この日(旧暦7月7日)に、
2つの星が
天の川を挟んで
最も輝くことから
あのロマンチックな伝説が。

天井の恋をうらやみ星祭
高橋淡路女

祈るのは、
乞巧奠(きこうでん)という
中国の行事から。
織女にちなんで
機織り技術を、
後に芸事の上達を
願ったことから。

今では結構、
何でも願い事を
する感じになっていますね。

私は俳句の上達を祈ります。
8月28日に。


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