麻布俳句教室

麻布で俳句――。「卯浪俳句会・麻布教室」で俳句を学ぶ仲間の活動記録です。

毎月第1土曜日開催の卯浪俳句会・麻布教室は、一緒に学ぶメンバー募集中です!当教室の詳細は、本ブログの「麻布俳句教室について」をご覧ください。 体験ご希望の方は、online@haiku.jp へご連絡ください。

2017年08月


木槿7

今日の花たたみ木槿の夕べかな
稲畑汀子


木槿 底紅


底紅の咲く隣にもまなむすめ
後藤夜半


 【俳句では】
季題 木槿(むくげ)・底紅(中央が赤い木槿)
季節 秋8月
分類 植物

【植物学では】
和名 ムクゲ
科名/属名 アオイ科/フヨウ属
形態 低木
原産地 中国
開花期 7月~9月
木槿5


白粉花
(photo taken by Shion)

白粉花過去に妻の日ありしかな
きくちつねこ


【俳句では】
季題 白粉の花(おしろいのはな)、白粉花
季節 秋8月
分類 植物

【植物学では】
和名 オシロイバナ
その他の名 フォー・オクロック、夕化粧
科名/属名 オシロイバナ科/オシロイバナ属
形態 多年草
原産地 熱帯アメリカ
開花期 6月~10月


白粉花2
(Photo taken by Kafka)

2月2日に開設した
このブログ「麻布俳句教室」。
この投稿で、200本目です!

ありがとう、皆さん!

ブログの閲覧数を増やす
秘訣はないかと、
ブログ開設前に
『ゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ』
菅家伸著(ソーテック社)を
購入し、熟読しました。

ブログ運営

(このブログは広告も載せませんし、
アフィリエイトもしていないので、
マネタイズは関係ありませんが)

この本で、最も心に刺さったのは、
定期更新をすることの重要さ。
いつ開店しているか、
わからない店には
来店してもらえませんものね。
著者は、最初の3か月間は
毎日ブログを更新するように
勧めていました。

そこで、このアドバイスに従い、
3か月間、毎日更新を実行しました。
すると、毎日更新が習慣に。

知らない間に100本を超え、
今日がめでたい200本目です。

今後は、アドバイスに従い、
内容の充実を図っていくつもりです。
皆様、今後ともよろしく
お願いいたします。


『俳句四季』6月号に
私たちの先生、
翡翠先生の「作品8句」が
掲載されています。

俳句四季 (338x450)

6月号なのに、
今のご紹介になり、
大変失礼をいたしました。

掲載は115ページです。

8句から1句だけ、ご紹介。
あとは、ぜひ『俳句四季』を
お楽しみください。


呆けたし呆けたくなし蓬摘む
佳田翡翠


今日は満月です。
晴れて、満月が見られると
いいなぁと思いつつ。

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このブログを始めて、
早、7か月が経ちました。

出先で目にとまったものを
画像に収めても、
季節がずれていて、
ブログへの掲載を
延期したものが
多々あります。

その中で最も塩漬け期間が
長いのが今日ご紹介する
句碑です。

薬王寺にある
加賀千代の句碑は、
なんと今年の3月に撮影したもの。

朝顔句碑3

朝顔は秋の季題なので、
半年近い時を経て
ご紹介することができます。
なんだかうれしい~。

朝顔やつるべ取られてもらひ水
加賀千代女


一般的には、
「朝顔に」で知られていますが、
千代女が暮らした加賀で
推敲されて「朝顔や」に。
加賀は、俳諧が盛んだったそうです。

芭蕉と同じ時代を生きた
千代女については、
千代女の里俳句館」の
ホームページをご参照ください。

さて、画像の句碑があったのは、
石川県白川市ではなく、
東京都港区。
高輪と三田の境にある薬王寺です。

朝顔句碑1

薬王寺は寛文元(1661)年に
現在の場所に移転した由緒あるお寺。
朝顔の句碑(朝顔の井戸)のほか、
中林悟竹の墓があり、
御田小学校発祥の寺でもあります。

朝顔句碑2

薬王寺の井戸の側に
句碑があります。
句の下には、
「朝顔の井戸
俳人加賀の千代女の
朝顔に云々の句由縁
の井戸也
又江戸三大火の厄を
逃れたを***火防
感応高祖と***霊水の
名聞***
敬白」
と刻まれています。
(***は読めなかった箇所)

千代女がこの霊水の井戸に
立ち寄ったときに
詠んだという話がありますが、
もし真実ならば、
宝暦11(1761)年に
上京したときかも。
このとき、千代女59歳でした。

薬王寺
住所:東京都港区三田4-8-23
最寄駅:白金高輪駅


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