麻布俳句教室

麻布で俳句――。「卯浪俳句会・麻布教室」で俳句を学ぶ仲間の活動記録です。

毎月第2土曜日開催の卯浪俳句会・麻布教室は、一緒に学ぶメンバー募集中です!当教室の詳細は、本ブログの「麻布俳句教室について」「佳田翡翠講師について」をご覧ください。 体験ご希望の方は、online@haiku.jp へご連絡ください。

2017年09月

近所の広場が
めでたい感じに。
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彼岸花の紅白歌合戦です。

見知らぬハンサムな
お兄さんは一眼レフで、
私はスマホでビシバシ
撮影しまくりました。

白い彼岸花。
調べたら、彼岸花には
真紅だけでなく、
オレンジ、黄色、白色があるそうです。

白い花が咲く品種には
横文字のお洒落な名がついていました。
近所の広場にわざわざ
そんなお洒落な花の種を植えたとも
思えません。
何かの偶然でここに咲いているかの
ような感じです。
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色が違うだけで
こんなに印象が違う…。

彼岸花は葉が出てくる前に
花が咲くことから
「葉見ず花見ず」というと。
なるほど。

彼岸花、別名、曼殊沙華。
秋9月の季題。


唐突に月日知らせし曼殊沙華
谷口和子


既に故人ですが、
私には大正生まれの
義母がいました。

あまりに世代が違い過ぎて、
義母の体験談の一つひとつが
衝撃的でした。

山あり谷ありの
人生を生きた魅力的な人でしたが、
彼女の唯一ともいえる
欠点(?)は超・現実的なところでした。
超現実ではなく超・現実。

そんな義母は、
芸術を味わうことが不得手でした。
老人会で俳句を習っても
突拍子もない女郎花の句を
詠んでました。

義母なき今、
私が素敵な女郎花の句を詠んで
義母のかたき討ち(?)を
しなくては!!
と思う、今日この頃です。

女郎花の季題は、秋9月。
今月のうちに何とか
詠んでみます。

今日はひとまず、
達人の句を。


黄色とは野にありてこそ女郎花
池田一歩

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子規庵で見つけたのですが、
これは女郎花では
ありませんね。
金水引ですかしら。
今度、ちゃんと女郎花を
撮影してきます。
もう、いろいろな
捲土重来が必要です(笑)。

昨日、テレビで
「ひやおろし」について
紹介していました。

さらに、昨日の日経新聞の
某酒造メーカーの広告にも
「ひやおろし」の紹介が。

日本名門酒会のサイトによると、
ひやおろしとは、
江戸時代、冬に絞った新種が
劣化しないよう春先に火入れし貯蔵。
ひと夏越して、外気と貯蔵庫の中の
温度が同じくらいになった頃、
樽に入れて出荷したお酒のこと。

現代でも春先だけ加熱殺菌し、
秋まで熟成して2度目の加熱殺菌はせずに
出荷されるそうです。

ひやおろしが出回るのは、
9月から11月頃まで。
まさに今が旬です。

ひやおろしは、秋の季題ではないですが、
日本酒にまつわる旬の季題を。

新酒
古酒

いずれも秋10月の季題。
新酒が出回ると、
まだ残っている去年のお酒は
古酒と呼ばれると。

昨日までは普通の日本酒だったのに、
今日からは古酒と呼ばれるとは!
味は変わらないのに。

ちなみに、
古酒は麻布俳句教室の
10月の句会の兼題です。


牛曳いて四山の秋や古酒の酔
飯田蛇笏




我が家の向かいに
大きな木があります。
その木の枝が
鶺鴒の集会所に
なったらしく、
3羽ほどが
集まっておしゃべりしきり。
話し終えると、飛び去っていきます。

どうやら
近所の大きな池とこの木を
行ったり来たりしている
ようです。

そして、七十二候では、
今日から白露の次候。
「鶺鴒鳴く」です。

二十四節気や七十二候は
季節の移ろいを
的確に知らせてくれるのだ
と今更ながら感心します。


鶺鴒のひるがへり入る松青し
水原秋櫻子

鳥のことなら
サントリーの「日本の鳥百科」が
お薦めです。
習性や特徴だけでなく、
鳴き声もばっちりわかります。

今日は二百二十日。
立春から220日目。

二百十日と同じく
季節の変わり目で
暴風雨の襲来が多く、
「十分に警戒しようね」という
先人の知恵。

昔は、二百十日、
二百二十日、八朔(旧暦8月1日)が
農家の三大厄日だったそうです。

厄日に厄介なことが起こらず、
無事に作物を収穫できるよう
風を鎮めるよう祈り、
風祭が行われるように。

中でも有名なのが
富山県八尾町の
越中八尾「おわら風の盆」。
三百年以上の歴史ある風祭です。
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風の盆の俳句は
著名な俳人がこぞって
詠まれており、
た~くさんあります。

その中から翡翠先生の二句。


月あげて八尾七坂風の町

しらじらと夜の明けゆく風の盆
佳田翡翠




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