麻布俳句教室

麻布で俳句――。「卯浪俳句会・麻布教室」で俳句を学ぶ仲間の活動記録です。

毎月第1土曜日開催の卯浪俳句会・麻布教室は、一緒に学ぶメンバー募集中です!当教室の詳細は、本ブログの「麻布俳句教室について」をご覧ください。 体験ご希望の方は、online@haiku.jp へご連絡ください。

2018年04月

あっという間に桜の季節が過ぎ、
歩いていると
黄色い花に目が行きます。


近所のマンションは
ちゃんと植栽に名前を掲げておいてくれて
とても親切です。

通りから、黄色い花を見つけました。
「オウバイ」と書いてあります。
180325黄梅 (450x338)

調べてみると、
黄梅とは、モクセイ科の落葉低木。
梅に似た花を咲かせるから黄梅というと。

ええっ!
この花、どうみても、梅には似てない。
連翹(れんぎょう)では?
どうなんでしょう…。

こういうのはマンションの人に
お伝した方がいいのか
悩んでいるところです。

ちなみに、黄梅は春二月の季題。
連翹は春四月の季題です。

連翹の黄は近づいてみたき色
稲畑汀子


私も近づいて確認したいのですが、
これ以上は近づけず。




1週間以上前のこと。
3月29日(木)に日比谷にオープンした
「東京ミッドタウン日比谷」に行ってきました。
IMG_2326 (338x450)

15時くらいに行ったので、入場の列はなく、
すんなりと入れましたが、館内は混んでましたね。

引き続き、4月2日(月)にもミッドタウン日比谷へ。
この日は、4階の映画館に映画を観に行ったのでした。
IMG_2369 (338x450)

4階からの景色はこんな感じ。
IMG_2367 (450x338)

霞んでいます。

観た映画は「ウィンストン・チャーチル」です。
原題は Darkest Hour。
そう、あの辻一弘さんがアカデミー賞で
メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞された映画です。

映画の最後の最後に、チャーチルのこんな言葉が
出てきました。

Sucess is not final, failure is not fatal.
It is the courage to continue that counts.
成功は終着点ではなく、失敗は致命傷ではない。
重要なのは継続する勇気だ。

一国の命運を託されたチャーチルさん。
チャーチルさんの名言はどれも堂々として揺るぎないですが、
映画に描かれたのは、人間らしいチャーチルさんでした。

映画の句を探してみました。
結構たくさん見つけることができました。

その中から…

ドラえもん映画ねだられ春休
高澤良一


今日から新学年の小学校も多いはず。
お父さん、お母さん、
おじいちゃん、おばあちゃん、
お疲れ様でした。




今日、4月5日から
二十四節気の清明です。
すがすがしい南東の風が吹く頃。
万物がはつらつとして
明るい空気に満たされるという意味だそう。
清明という音もいかにも
はつらつした感じがありますよね。

2日ほど前、世田谷の住宅街を
歩いたとき、
もう花水木がそれこそ
はつらつと満開だったのでびっくり。
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我が家の北側にある花水木は
やっと芽吹いてきたところです。

花水木以外にも
日向ですくすくと植物が
育っていました。

キクモモですか。
これ以上は開けないというほど
大きく開いています。
ぱぁ~!
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今日も登場、満天星躑躅。
住宅の塀に沿って
キレイに並んでいます。
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ここからは黄色い花シリーズ。

モッコウバラ。
これ、満開になったら
すごいでしょうね。
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ミモザが道に張り出して。

塀白く風のミモザの見ゆる家
千原草之


IMG_2383 (338x450)

ミモザは春の季題です。
マメ科の常緑高木の花。
明治初期にヨーロッパから渡来しました。
ミモザはフランス語で
日本名は銀葉アカシアというのだそうです。

仕事先からの帰り。
堪能しました。



近所の高級マンション6階あたりに
紫がかったピンクの植栽があります。
2~3メートルにわたって連なっているので
そこだけ別世界のようなあでやかさです。

あまりに遠いので、何だか特定はできませんが、
恐らく紅花常盤満作だろうと思います。

この写真は、その高級マンションの写真ではなく、
別の満作です。

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あの黄色い糸っぽい満作とは
同じマンサク科ですが、
ヤサシイエンゲイによると、
種類(属)が違うそうです。

あの黄色い満作は、
金縷梅という素敵な漢字を持っています。

持っているホトトギスの
俳句季題便覧には金縷梅も常盤満作も
季題にはありませんでした。

ですので、今日は、
先日新聞の広告に載っていた
山頭火を。


山あれば山を観る
雨の日は雨を聴く
春夏秋冬
あしたもよろし
ゆふべもよろし

種田山頭火

お隣の庭の花海棠が
塀を越えて可愛い花をのぞかせています。
IMG_2358 (338x450)

ちょっと光の関係で暗っぽく映りましたが、
本物は辺りを明るくするくらいの華やかさです。

花海棠。
海棠の棠は梨のことなのだそうです。
中国から海を渡ってきた梨。
確かに、秋に実がなりますから。
食べられると知って、一度食べてみたいものだと
思っています。
おいしいですか?
梨っぽい味ですか?

何かに、染井吉野が咲いたら、
追いかけるように咲くと書いてありました。
染井吉野と違って、結構長く楽しめますね。

俳句では、海棠が季題。

海棠の長き盛りを留守勝ちに
五十嵐哲也


そうですか…。
それはもったいないことをしました。

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