麻布俳句教室

麻布で俳句――。「卯浪俳句会・麻布教室」で俳句を学ぶ仲間の活動記録です。

毎月第2土曜日開催の卯浪俳句会・麻布教室は、一緒に学ぶメンバー募集中です!当教室の詳細は、本ブログの「麻布俳句教室について」「佳田翡翠講師について」をご覧ください。 体験ご希望の方は、online@haiku.jp へご連絡ください。

2018年08月

昨日、友人から、
NHKの番組「サイエンスZERO」で
「575でカガク」という特別編を
やっていたという情報が。
昨日はニュートリノがテーマ。

夏井いつき先生が出演される
この番組は、
今晩も夜11時半から
「チバニアン」をテーマに
放送されるそうです。
詳しくは、「575でカガク」を。

科学者で俳人という方は
かなりいらっしゃるようで、
科学と俳句は何か相通じるものが
あるのでしょう…。

昨日は酷暑でしたが、
空はすっかり秋らしく。
羊の群れのような雲が浮かんでいました。
「羊雲?」。
すると、友人が「いや、あれは鱗雲だ」と。
どちらが正しいのか、
科学オンチの私たちには判別できませんでした。
あとで、いろいろ調べてみても、
高積雲と巻積雲の違いさえも
未だに理解できません💦

写真は、羊雲(もしくは鱗雲)が
出現する前の昨日の朝の六本木の空です。
左の➜の先に羊雲(鱗雲)があれば
よかったのですが。
IMG_2875 (450x338)

そういえば、
麻布俳句教室の9月の兼題の
ひとつは「銀漢」。
これも、ロマンを感じるだけでなく、
科学する心もかき立てる季題です。

今晩の「575でカガク」を
見てみようかな。

では、佳田翡翠先生の、
秋の雲の句を最後に――。


秋の雲ながれ羊の丘つづく
翡翠




今晩のニュースでやっていましたね。
正岡子規の新たな資料が発見されたと。

正岡子規の忌日は
9月19日。

子規庵では9月の1ヵ月、
今回発見された資料が展示されると。

ニュースでは、

新年や昔より窮す猶(なお)窮す
正岡子規

という句を紹介していました。


お正月の仲間の集まりに
急須をテーマにして
即興で詠んだ句だそうです。

なお、子規庵の特別展示や
アクセスについては、
こちらをご覧ください。

あの驚異的な暑さから比べれば
最近の暑さはかわいいもの。
だいぶ過ごしやすくなりましたね。
湿度も低くて、心地よいです。

火星が大接近していますが、
もうご覧になりましたか。
IMG_2786 (338x450)
(建物の上の白い点が火星です)

火星と地球とが最も近づいたのは、
7月31日でしたが、今でも
星が目立たない東京の夜空で、
ひときわ目立って輝いています。

なんでも15年ぶりの大接近で、
9月上旬まではよく見えるそうです。

さて、麻布俳句教室の
9月句会の兼題のひとつが
銀漢です。

天の川のことだと
先日の句会で初めて知りました。
というよりも、
この言葉、初めて聞きました。

調べてみると、
銀漢の「銀」とは銀河のこと。
地球を含む天の川銀河を
地球から見ると天上の川のように見える。
古代の中国では、この天上の川は、
揚子江の支流である
漢水(別名・漢河)の水が
天に昇って、川になったと
考えられており、
銀漢と呼んだとのこと。

この天の川。
年中見ることはできますが、
夏から初秋にかけてが
観測のベストシーズンなのだそう。

今年の七夕(旧暦)は
8月17日(金曜日)で
すでに過ぎてしまいましたが、
新月をベストタイミングとするならば
来月、9月10日(日)です。

銀漢にわが家小暗く灯りをり
星野立子

この句のような
銀漢は東京では難しいかも
知れませんが、

これから9月にかけて
火星や天の川を見るために
夜空を見上げてみたいと思います。
そして、よい俳句が詠めますようにと
星星にお願いしようかと…。


8月11日に開催した8月句会。
花鳥諷詠塾を会場として
使用させていただきました。

ホトトギス社まで
花鳥諷詠塾の鍵を
借りに行ってくださったのは
麻布俳句教室メンバーの佳織さん。

佳織さんがホトトギス社の
ご許可を得て写真を撮ってきてくれました。
佳織さん、ありがとう!!!

image1 (338x450)

この「ホトトギス社」の文字は、
虚子の直筆の転写だそうです。

image2 (338x450)

そして、こちらは高濱虚子の机。
「机の上にあった稲畑廣太郎先生の句が
とても素敵!」と佳織さん。

丸ビルの玻璃より秋の来りけり
稲畑廣太郎


ホトトギス社を訪れる佳織さんに、
翡翠先生からホトトギス社について
詳しい説明があったそうです。
その内容を佳織さんが教えてくれました。

ホトトギス社は東京駅のすぐ近くにあります。
虚子の弟子の一人が
三菱地所の社長さんだったご縁で
丸ビルにオフィスを構えたそうです。

しかし、2002年の
丸ビルの建て替えに際して
現在の三菱ビルに
オフィスを移しました。

ホトトギスといえば丸ビル、
丸ビルといえばホトトギスと言われ、
日本中のホトトギスの俳人は
上京するとまず東京駅から
ホトトギス社に直行し、
虚子先生にお目にかかることを
無上の喜びとしたとのこと。

俳句の聖地は松山ですが、
ホトトギスの聖地は丸の内
といえるでしょう、と。

縁あって、流れをくむ卯浪俳句教室で
勉強させていただいている私たち。
前置きが長くなりましたが、
8月句会のメンバーの句をご紹介します。

今回は席題で、お題は「金魚」「鰯雲」でした。



IMG_1513

妖光のアクアリウムに金魚揺れ
香深

鰯雲あの頃までも続きをり
佳織

船団に群れを呼び込む鰯雲
キヨ子

その辺が空気の裂け目鰯雲
ひとみ

ぷくぷくと泡と遊べる金魚かな
道楽

鰯雲斜めに曲がるモノレール
栄子

原つぱの上で泳ぐよ鰯雲
珂門

愛想無きマスターの飼ふ金魚かな
一剣

クラークの背に広がる鰯雲
詩音


野球部の君のひたむき鰯雲
風虎

憧憬はなほ父祖の地へ鰯雲
翡翠


8月の席題による句会では、
翡翠先生が入選句、特選句のほか、
特別に特・特選句をとってくださいます。
その栄誉に輝いたのは
ドゥルルルルル~~(ドラム音)


慈しむことの始まり金魚飼ふ
風虎






最近、台風の襲来で
あちらこちらで花火大会が
中止や延期になったという
ニュースを目にします。

台風の季節です。

そんな中、
幸運にも絶好の日和で、
花火を満喫したメンバーがいます。
ひとみさんです。

8月4日に荒川河川敷で開催された
「いたばし花火大会」に
行ってきたそうです。

迫力満点の写真を送ってくれました~。
ひとみさん、ありがとうございます!!

1804いたばし花火大会

さて、夏も終わり、立秋を迎えた
昨日、8月11日(土)、
麻布俳句教室の8月句会を
開催しました。

毎年8月は、暑さのため、
午後からの句会のみを開催します。
昨年からは席題による句会を実施しています。

今回は、芝公園にある
花鳥諷詠塾のお部屋をお借りして、
席題による句会を開催しました。

席題はご存知のとおり、
その場で出された季題で
句を詠むわけですが、
昨年は3つの季題が出て
各人が5句を詠みました。

今年は2つの季題から
7句でした。

どちらが難しいと思われますか?

人それぞれでしょうが、
2つの季題で時間内に
7句詠む方が難しく感じました。

その季題とは、
金魚 と 鰯雲。
まだ夏の気分満載の時期ですので、
夏の季題の金魚と、
とはいえ、立秋ですので
秋の季題の鰯雲がお題に出されました。

優しい翡翠先生、
2時間の時間をくださいました。

それでもあっという間の2時間でした。
全員、なんとか締め切りまでに提出を終え、
選句に入りました。

部屋の中で、金魚や鰯雲に思いをはせ、
過去の記憶を動員し、
想像を飛ばし、詠んだ句。

同じ発想でも表現方法がそれぞれだったり、
思いもしなかった発想で詠まれていたり、
「なるほど!」と思いながら、
選句しました。

部屋の外は、急な豪雨。
雨音がとても激しく、
室内の私たちの選句にも
おのずと力が入ります。

今回は、生徒全員が「私の特選句」を
発表することになりました。
選んだ理由も添えて。

その後、いつものように
我々生徒が選んだ一般選、
そして、翡翠先生による入選句と
特選句が発表されました。
昨年もそうでしたが、
席題のときは特別に
特・特選句の発表も!!

さてさて、特特選句に輝いたのは
誰だったでしょうか?
そして、それはどんな句だったでしょう。
発表は次回のおたのしみです。

句会の後は、
これまたお楽しみの暑気払いを
開催しました。
会場は浜松町のAux delices de dodine。
お腹いっぱい、胸いっぱいの
暑気払いでした。

今日も読んでいただき、
ありがとうございました。

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