麻布俳句教室

麻布で俳句――。「卯浪俳句会・麻布教室」で俳句を学ぶ仲間の活動記録です。

毎月第2土曜日開催の卯浪俳句会・麻布教室は、一緒に学ぶメンバー募集中です!当教室の詳細は、本ブログの「麻布俳句教室について」「佳田翡翠講師について」をご覧ください。 体験ご希望の方は、online@haiku.jp へご連絡ください。

2018年12月

今年も残すところ
今日を含めてあと二日ですね。

今年は皆さまにとって
どのような年だったでしょうか。
楽しく作句に励まれましたでしょうか。

数日前、卯浪集11月号が届きました。
麻布俳句教室のメンバーの
特選句をご紹介します。
今回もたくさん選ばれました。
おめでとうございます!

IMG_2788 (338x450)

<肥塚英子先生選>
通り雨花柊を散らし行く
一剣

ひたすらの群青に浮く後の月
香深

ひらがなの筆のはこびよ風の荻
ひとみ

<山本素竹先生選>
静寂や僧侶清めし庭に冬
詩音


今日は、今年最後のブログ投稿です。
今年もお読みいただき、ありがとうございました。
来年が皆さまにとって充実の
1年になりますことを
お祈りいたします。
クリスマス (338x450)

幸せは角を曲がったところで
待っています。
(やや季節外れの写真ですみません)


昨日、12月23日は
天皇誕生日でしたが、
もう一人、誕生日を迎えた人がいます。
東京タワーさんです。

昭和33年12月23日開業で、
昨日で還暦を迎えました。
東京タワー還暦 (338x450)

昨日の東京タワーは
還暦を祝って「60」が輝いていました。

同じく麻布俳句教室にも
お祝いすべき、
おめでたいことがありました。

12月22日、つまり一昨日、
日本伝統俳句協会の
神奈川・東京合同句会がありました。
吟行地は横浜港。
句会場は波止場会館でした。

この合同句会で
麻布俳句教室の一剣さんが
2句も特選に選ばれました。
すごい、一剣さん!
おめでとうございます!!


藤木和子先生選
特選第1席(募集句)

どんぐりを握らぬ方の手をつなぎ

坊城俊樹先生選
特選第2席(当日句)

この辺り古りし英国冬薔薇

特選に選ばれると、
選んでくださった先生から
色紙が授与されるそうです。
一剣さんに後日、色紙の
画像を見せてもらおうっと。

一剣さん、おめでとうございます!!

おめでとうの気持ちを込めて、
東京タワーのハートの画像を送ります!

東京タワーハート (338x450)

昨日、12月22日は冬至でした。
北半球で冬が最も短くなる日。
粥やカボチャを食する日。
そして、柚子湯に入る日です。
onsen_capybara

近年では冬至のニュースで
なぜかカピバラが柚子湯に
つかっているところが
もっぱら放映されます。
というのも、カピバラは温かいところを好む動物で、
温泉に入っているところを
見られる場所は全国にかなりあるようです。
「カピバラ温泉ベスト16」
ですので、各地のニュース番組で
紹介されることが多いのです。

冬至に関係する季題は
冬至以外にも、
冬至粥
冬至梅
冬至風呂
冬至湯
があります。

冬至梅(とうじばい)は、
冬のうちから咲き出す
冬の梅、寒梅のことだそうです。


朝日より夕日こまやか冬至梅
野澤節子


先月、日本伝統俳句協会の
関東支部大会で成田山新勝寺に
行ったとき、境内で
菊花展を開催していました。

恥ずかしながら、
そのときに「懸崖」という言葉を
初めて知りました。

そして、先日、
六義園にでかけて、
懸崖の菊を再び見つけ、
写真に納めました。
懸崖菊 (338x450)

少しずつでも
言葉が身になるのは
俳句のおかげです。

今月の麻布俳句教室の
吟行地は銀座と日比谷でした。

銀座や日比谷は
俳句にもたくさん詠まれているのに
実際、詠もうとすると
難しいものだとわかりました。

そこで、今日は、
銀座に小料理屋「卯浪」を構えていた
鈴木真砂女の銀座の句を
いくつか記してみます。


イブの空鴉が渡る銀座かな

築地詠み銀座を詠みて日短

銀座にも鴉雀よ鳥総松


まだまだたくさんありましたが、
今の季節に比較的近いものを
3句だけ。

ちなみに、鳥総松(とぶさまつ)は、
門松を取り去った後の穴に
その松の一枝を差しておくこと
だそうです。

これも初めて知った言葉です。

最後に、翡翠先生が
真砂女の訃報を聞いて
詠まれた句を。


真砂女逝く銀座の柳芽吹く頃
翡翠


鈴木真砂女は、
2003年3月14日に逝去。
享年96歳でした。


久々に有栖川公園内の
東京都立中央図書館へ。
有栖川珈琲 (338x450)

図書館内の有栖川珈琲から見る
公孫樹の大樹の黄葉は
もう終盤でした。

さて、12月8日に開催した
麻布俳句教室の
句会のメンバーの句を
ご紹介しましょう。

吟行地は、銀座から日比谷。
兼題は、花柊、炉開 でした。



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歳末や願ひを込めて並ぶ列
如翠

炉を切りて華やぎ灯す炭手前
佳織

誰も触れぬ花柊の匂ひけり
栄子

恋人もマネキンも皆クリスマス
詩音

煩悩を拭ひ払ひて炉を切りぬ
珂門

柊の咲きつつこぼれつつ匂ふ
ひとみ

冬空へ吠えるゴジラやシネマ街
香深

炉開や南部鉄器に炎立つ
一剣

咲き散るや柊の花いつの間に
キヨ子

虚空より聖樹に楽の降るごとく
風虎

手びねりの器にいちりん冬桜
道楽

柊の零れ玉垣つづきけり
翡翠




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