麻布俳句教室

麻布で俳句――。「卯浪俳句会・麻布教室」で俳句を学ぶ仲間の活動記録です。

毎月第2土曜日開催の卯浪俳句会・麻布教室は、一緒に学ぶメンバー募集中です!当教室の詳細は、本ブログの「麻布俳句教室について」「佳田翡翠講師について」をご覧ください。 体験ご希望の方は、online@haiku.jp へご連絡ください。

2019年01月

東京は晴れの日が続き、
乾燥しきっています。
お肌と火の元に気を付けましょう。

乾燥していて美しいのは夜景と夜空。
21日(月)の満月は
あまりにくっきりしていて、
月の輪郭がデコボコにみえるほどでした。

さて、今日は「鳥が来ました」の第2弾です。
1月9日に掲載した第1弾は
風虎さんが送ってくれたユリカモメでしたが、
今日は白鳥です。

1月6日に詩音さんが送ってくれた白鳥です。
掲載まで時間がかかってしまいましたが、
早朝の霧がかかる水面に白鳥が泳ぐ
すごく素敵な写真で、
ぜひ掲載したいと思っていました。
190105詩音さん川島白鳥 (1)

埼玉県の川島町という
白鳥の飛来地にお正月休みに
行ってきたそうです。
朝焼けの写真から
相当早い時間とわかります。

比企郡川島町、ご存知ですか。
私は初耳でした。
埼玉県のほぼ中央に位置する
人口2万人ほどの町です。
その川島町を流れる越辺川の
河川敷に毎年白鳥が飛来します。
190105詩音さん川島白鳥 (2)

川島町のウェブサイトには
白鳥の飛来状況が紹介されています。
それによると、昨年は
10月18日(木)に渡ってきたそうです。
1月7日に80羽、
1月23日に80羽ほどが
確認されたとのこと。

さて、白鳥は冬十二月の季題。

坂東太郎白鳥の江となりにけり
堀口星眠


坂東太郎は利根川のこと。
おっと、写真は荒川水系の
越辺川でしたね。

もうひとつ、最初の写真は
霧と白鳥。
靄と霧と霞はどう違うかが、
違いがわかる事典」に
記されていました。
気象学的には靄と霧は同じもので、
見通しの度合いで使い分けると。
俳句的には霧は秋、霞は春で、
靄は単独では季題ではないそう。


詩音さんの写真にあった霧は
蒸気霧といい、
水面から水が蒸発するときに
冷たい空気に冷やされて霧になったもの。
水温が気温よりも高い場合に発生します。
川霧は蒸気霧の一種。
もろもろの条件が重ならないと
冬でも発生しないので、
川霧と白鳥の景色が見れたなんて、
詩音さん、とってもラッキー!


なお、川島町の白鳥は、
3月上旬まで見ることが
できるそうです。

今日は1月15日。
女正月です。

近所のスーパーマーケットで
「女正月セール」をやっていて
驚きました。
女子会向けの食品や飲料を
セールする企画です。
珍しいですね。

さて、今日は、12日に開催した
麻布俳句教室の初句会の
メンバーの句をご紹介します。

吟行地は、上野東照宮。
兼題は、注連飾 と 大根 でした。

IMG_3566 (338x450)


やわらかな花びら重ね冬牡丹
一剣

風やみてふと目の合ひし寒牡丹
詩音

薄切りの大根かざせば昼の月
佳織

艶めきて我を誘ふか冬牡丹
珂門

一つまた一つ団地に注連飾
香深

咲きつぎてなほ色とどむ冬ぼたん
ひとみ

雪もようムンクの叫び上野山
道楽

寒牡丹絹の花びら幾重にも
キヨ子

寒鴉五重塔を寄辺とし
風虎

二三枚とまどひ開く冬牡丹
栄子

冬帝の御意のままなる昨日今日
翡翠



翡翠先生の句にあるとおり、
穏やかな日もあれば、
極寒の日もありますね。
今日も寒いですね。
楽しい小正月を
お過ごしください。


昨日、麻布俳句教室は
初句会を開催しました。

吟行地は、上野東照宮。
句会場は、上野文化会館でした。

昨日は寒さが骨身に染みるという
表現がぴったりの寒さでしたが、
今年のスタートを切る句会。
元気いっぱい、吟行しました。
その様子を写真たっぷり目で
ご紹介します。

大鳥居をくぐり。
IMG_3534 (338x450)

参道を進むと、
神門が。
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さらに進むと、
金色の唐門が見えてきます。
IMG_3546 (338x450)
1651年に造営された、この立派な門は
奥にある社殿と共に
国指定重要文化財です。


門の扉の両サイドには
左甚五郎作の昇り龍・降り龍。
毎晩、不忍池の水を飲みに行くという
伝説の龍です。
なんでも、偉大な人ほど
首を垂れることから、
頭が下を向いている方が
昇り龍なのだそうです。
(唐門の向かって右側が
昇り龍です)
IMG_3543 (338x450)

お参りを終えて、
参道の途中にある
「上野東照宮ぼたん苑」に。
IMG_3536 (338x450)

IMG_3537 (338x450)

艶やかな紅色、ピンク色、黄色、白色と
みごとな冬牡丹がちょうど見ごろでした。
IMG_3554 (450x338)

蠟梅や梅も咲き始め。
IMG_3560 (450x338)

IMG_3575 (338x450)

中には、こんな珍しいお花も。
IMG_3555 (338x450)

マイクロ・シクラメンと。
全長2センチほどの
小さな小さなお花です。

ぼたん苑には
葉牡丹も。
お、これは珍しい
レーシーな葉牡丹。
IMG_3556 (338x450)

傘をさした
粋な牡丹さんたち。
IMG_3563 (338x450)

こんな風流な景色も。
IMG_3576 (450x338)

奥に見えるのは
銅灯篭。
全48基あり、
こちらも国指定重要文化財です。

上野東照宮の参道には
複数の句碑が
立っていましたが、
ぼたん苑内には
奉納俳句のコーナーが。
IMG_3570 (338x450)

思い浮かんだ数少ない句は
この後開催する句会のために
とっておかねば!
残念ながら、奉納できませんでした💦

美しい牡丹に感動した後は
早めのランチを。
寒いので予定を変更して、
上野駅の2階にある
「ぶんか亭」で
温かいおそばやおうどんを
頂きました。

そして、真向かいの
上野文化会館の会議室で句会です。
今、俳句は大人気ですね。
昨日の午後は、
同会館で麻布俳句教室を含め
4つの句会が
開催されていました。

いつものように
1時から句会がスタート。
お正月休みで
緩みっぱなしの脳が
一気に活動を始めた気がしました。
大変だったけれど、充実した時間が終了。

さてさて、初句会ということで、
句会終了後はお待ちかねの
新年会を開きました。

場所は、一剣さんが
現地に出向いて探してくださった
御徒町の「極」。
残念ながら如翠さんはお休みでしたが、
残り11人で盛り上がりました。

今年も素敵な仲間と共に、
楽しい句会になりそうです!

初句会の自信作は
後日、ご紹介します。



俳句を始めてみると、
びっくりする季題に
遭遇することがあります。

思い返すと、
ビックリ第1号は
「小鳥」でした。

「え、小鳥なんて
年中いるじゃない?」
と思い、頭の中が
??? となりました。

いろいろな小鳥が
秋になると渡ってくるから
小鳥は秋の季題だったのですね。
今でも、小鳥と聞くと
あのときのビックリを思い出します。

ということで、今日は鳥のお話です。

6日の日曜日、
風虎さんからとても可愛い
写真が送られてきました。
不忍池までウォーキングし、
面白い風景を発見して
思わず撮られたもの。
風虎さん、ありがとうございま~す!!
190106風虎さん不忍池ゆりかもめ (450x253)

ゆりかもめの整列です。
杭に1羽ずつとまっているのが
なんともお行儀がよくて。
見えにくいかもしれませんが、
木の陰の杭にも
ずらりととまっています。

ゆりかもめは、
ユーラシア大陸ほぼ全域に
生息している鳥。
ユーラシア北部で繁殖して、
冬季は日本などのアジアやアフリカで過ごします。

冬には頭部が白いですが、
夏には頭部から顔面にかけて
黒い毛に変わります。
ゆりかもめが夏を日本で
過ごすことはほぼないので、
国内でツートンカラーの
ゆりかもめを見ることはありません。

風虎さんに送ってもらった
写真のゆりかもめも
色白です。

ゆりかもめは
漢字だと百合鴎と書きますが、
日本で見るときは
百合のように白いからですね。
ツートンだったら
きっと別の名になっていたことでしょう。

都鳥ともいい、
季題は冬12月。
都鳥はもともとは関東での
呼び方だったのだそうです。

都鳥水汚れたる世となりし
岡安仁義

都鳥空は昔の隅田川
福田蓼汀


『伊勢物語』以来、
都鳥は隅田川とペアで
和歌や歌謡にうたわれてきました。





今日の午前中、
全国的に部分日食が
3年ぶりに見られたのですが、
ご覧になりましたか。

今年もはや6日。
今日から小寒に入りました。

今週末は麻布俳句教室の
初句会です。

兼題は、大根と注連飾です。

注連飾といえば、
暮れに銀座の三越に行ったところ、
注連飾の特設コーナーが
できていました。
素敵な注連飾が数々並ぶ中、
こんなに豪華な注連飾もありました。
注連飾 (2) (338x450)

下世話な話ですが、
いくらだったと思いますか?

25920円(税込)でした!
我が家に、もし、
こんな高価な注連飾を飾ったら、
なくなりはしないかと心配で
見張りに立つかも知れません。

この特設コーナーには、
ちゃんと注連飾の説明が
されていました。

それによると、

注連飾のもととなる「注連縄」は、
古くは「古事記」「日本書紀」などに
「シリクメナワ」という名称で
登場するとのこと。

「シリクメナワ」は、
邪気を防ぐ結界のような役目を果たし、
縄を張った内側に
邪気が入るのを防ぎ、
清浄な空間にしてくれるのです。

これから転じて、
年末に、年神様をお迎えする準備として
注連飾を家の内外に飾るように
なったそうです。

古井戸のつかはぬままに注連飾
山口青邨


おお、井戸があれば
井戸にも飾りますね。
たとえ、もう使っていなくても。

地域や用途によって
いろいろな注連飾があるそうです。
IMG_3517 (338x450)

そういえば、少し前まで、
注連飾を付けている車を
よく見かけました。
最近は見かけませんね。

注連縄を外すことを
注連明(しめあけ)といい、
これも新年の季題。

いつ注連明するかは
地方によっても、時代によっても
違うらしいのですが、
小正月を過ぎたらという説と
松の内が過ぎたら、という説がありますが、
最近では松の内が過ぎたらというのが
一般的になっているようで。
となると、明日、明後日には
外さなければ、ですね。

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