麻布俳句教室

麻布で俳句――。「卯浪俳句会・麻布教室」で俳句を学ぶ仲間の活動記録です。

毎月第2土曜日開催の卯浪俳句会・麻布教室は、一緒に学ぶメンバー募集中です!当教室の詳細は、本ブログの「麻布俳句教室について」「佳田翡翠講師について」をご覧ください。 体験ご希望の方は、online@haiku.jp へご連絡ください。

2019年06月

梅雨本番、
どんよりとした日が続きますね。

しかし、梅雨の晴れ間は
木の葉が一段と輝いて
キラキラ。
これをなんとか
句にできないものかと
思ったりしている今日この頃です。

先日、雨の中、
中山道を歩きました。
そして、やっと埼玉県から
群馬県に入りました。
埼玉県は広くて深かった!
埼玉群馬県境

群馬県に入ってすぐ、
松尾芭蕉句碑が
立て続けに登場しました。
新町宿は
俳諧が盛んな
土地だったそうです。
松尾芭蕉句碑 柳茶屋

傘におしわけ見たる柳かな
松尾芭蕉

柳=春4月

新町宿の江戸方入口近くの
八坂神社の脇に
建っています。
もともとここに
柳が美しい茶屋があり、
柳にちなんで
建てられたのだそうです。
芭蕉がここで詠んだものでは
ありません。

それからさらに進み、
新町宿の京方の入口近くの
弁財天に1855年に建立された
句碑が。
松尾芭蕉句碑 新町宿弁財天

掬ぶより早歯にひびく泉かな
松尾芭蕉


泉=夏7月

手で掬って
泉の水を飲むと、
歯に響くような冷たさでした、
ってことでしょうか。

この句はどこで
詠まれたか、不明です。
そして、一説には
この句の句碑は全国に
13基もあるそうです!
でも、夏の暑い日に
京都方面から江戸に向かって
中山道を行く旅人たちが
やっと新町宿にたどり着き
ここにあった清水で
のどの渇きを潤したことが
容易に想像できる場所に
建っていました。

こんにちは。
どんよりとした空が
続いています。

昨日は中山道を
歩きました。
本庄宿から新町宿までの
13キロほどを歴史探訪しつつ
踏破しました。

時折、雨が降り始め、
雨具を着たり脱いだり
忙しい1日でした。

やっと中山道歩きも
江戸時代の景色が
容易に想像できるような
街並みになってきました。

では、卯波集4月号の特選句を
ご紹介します。

田丸千種先生選

春の闇ブラックホール現るる
一剣


今回は一剣さんの一句のみでした。
一剣さん、おめでとうございます。

お祝い(?)に、季節外れですが、
久保田万太郎の
句碑を掲載します。
慶応義塾大学三田キャンパスに
ある句碑です。
同大学では、歴史ある校舎の
補修工事を長期間かけて行っており、
その影響で句碑のあるエリアに
立ち入ることができませんでした。

3つの石碑と1つの像が集まった
三田文学の「文学の丘」。

石碑のひとつが
久保田万太郎の句碑です。

久保田万太郎 慶応義塾大学

しぐるゝや大講堂の赤れんが
久保田万太郎


久保田万太郎さんは、
没後の著作権を
慶応義塾大学に贈与した
のだそうです。




昨日は気温が
20度にも達せず、
肌寒かったですが、
今日はよく晴れて、
暑くなりそうです。

今年の梅雨は
長引きそうだと
聞きましたが、
今日は梅雨の晴れ間。
洗濯日和です。

さて、先週の土曜日
梅雨曇りの下、
麻布俳句教室は
句会を行いました。

吟行地は有栖川宮記念公園。
兼題は、紅の花、繭 でした。

さっそく、句をご紹介します。


梅雨寒の降りみ降らずみてふ朝
翡翠
蝸牛の赤ちゃん2
ででむしの子の渾身の角のばし
佳織

一本の光となりて繭の糸
一剣

糸繰りや転がり踊る繭の玉
道楽

鉄柵に蛞蝓の道銀の道
香深

繭一つ蔟に零れ藁の中
キヨ子

白繭に令和の光差し初むる
栄子

高麗の姫しずしずと紅の花
詩音

天蚕の繭の煌きうすみどり
如翠

白繭のいのち静かに透けてをり
ひとみ

夏帽子四つ葉探しつ花編みつ
風虎



梅雨入りしましたね。
昨日、6月8日(土曜日)、
麻布俳句教室は
月例の句会を開催しました。

吟行地は、
梅雨入りし、しっとりした
有栖川宮記念公園です。
この公園は高い木々が多いので、
少し奥に踏み入れると
「万緑」という言葉が
ぴったりの緑、また緑、そして緑です。
0608 (1)

吟行中は「梅雨曇り」。
時々、薄日が差すお天気でした。

1時間半ほどかけて
園内を巡りました。

普段、何気なく散歩していても
気づかない、小さな生き物たちを
発見して、
ときどきワイワイ言いながら、
和やかながらも、
刺激の多い吟行でした。

さてさて、何を発見したかというと、

最近はとんと見かけなくなった
蝸牛
蝸牛

そして、蝸牛の赤ちゃん
蝸牛赤ちゃん
ペンと比べてみてください。
小さな、小さな、赤ちゃんです。

蛞蝓(なめくじ)
蛞蝓

雨粒でキラキラの蜘蛛の巣
蜘蛛

蟷螂の卵
蟷螂の卵

蜷の道
蜷の道

などなど。

都会の真ん中に
こんなに豊かな自然があるのかと
驚きつつ、
いつまでもこの自然が
残ってほしいものだと
祈りつつ、
句会場のありすいきいきプラザへ。

施設の1階でランチを済ませ、
13時から3階の句会場へ。

句会では、翡翠先生から
「今日は特選10句に絞り込むのが大変でした」
と、とてもうれしいお言葉が。

どのような句が
できたのでしょう。
次回、ご紹介します。

早いもので6月です。
年賀状を書いたのは
ついこの前だったのに。

5月31日に
麻布俳句教室の先輩、
風虎さんからメールが
届きました。

小石川後楽園の
花菖蒲が見ごろだと
写真が送られてきました。
菖蒲 風虎さん 小

風虎さん、いつも
ありがとうございます!

写真は、
花菖蒲だけでなく、
睡蓮も。
蓮の花 風虎さん1 小

近づきがたい
高貴さ。

なんでも、
夕方に花をとじ、
昼にまた咲くから
睡蓮というそうですね。
美容には睡眠が大切。
だから、睡蓮は
美しいのかと納得です。

風すぎて睡蓮の葉は又水に
水田千代子


かと、思えば、
同じ5月31日、
翡翠先生は
千葉ホトトギス会の句会で
成田山新勝寺へ。

新勝寺の僧侶で
俳人の笙力さんとの写真と
句会での詠まれたお句を
送っていただきましたが、
許可を得ていないので
掲載は差し控えます。

小石川後楽園に
成田山新勝寺。
たまたま二か所とも
句会で訪れたことが
あります。

俳句の先輩方は
日々、楽しみながら
鍛錬されているのだなぁと。
背中は遠いなぁと
思う
お二人からの
メールでした。


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