麻布俳句教室

麻布で俳句――。「卯浪俳句会・麻布教室」で俳句を学ぶ仲間の活動記録です。

毎月第2土曜日開催の卯浪俳句会・麻布教室は、一緒に学ぶメンバー募集中です!当教室の詳細は、本ブログの「麻布俳句教室について」「佳田翡翠講師について」をご覧ください。 体験ご希望の方は、online@haiku.jp へご連絡ください。

2019年09月

先日、東京芸大の
美術館で開催されている
「円山応挙から近代京都画壇へ」
を観てきました。
円山応挙展

「写生図巻」。
ずっと見ていても飽きません。

今日が最終日とのこと。
前半と後半の展示が
だいぶ異なっていたので
両方行けばよかったと
少し残念です。

さて、少し前に
日本伝統俳句協会の
卯波俳句教室で学ぶ
全国の仲間の句が掲載される
「卯波集」6月号が届きました。
麻布俳句教室からも
特選が!!
特選の皆さん、おめでとうございます!

さっそくご紹介します。


藤森壮吉先生選

蜘蛛の囲に捕らへられたる光かな
守谷一剣

佳田翡翠先生選

足音は水に沈めてあめんぼう
林ひとみ

白熱灯繭に工女の細き指
藤岡詩音

天蚕の繭の煌きうすみどり
吉田如翠

一本の光となりし繭の糸
守谷一剣

分校の花いちもんめ紅の花
守谷一剣

糸繰りや転がり踊る繭の玉
和田道楽





すっかり秋ですね。

さっそくですが、
9月14日に開催した9月句会の
メンバーの句をご紹介します。

兼題は、邯鄲、燕帰る
吟行地は、上野動物園 でした。



邯鄲や夢の中まで鳴き響き
翡翠

燕去り言葉少なき夕餉かな
風虎

蓑虫やぐんと伸びたる手長猿
詩音

もつれ飛ぶ子らの見つけし秋の蝶
如翠

凌ぎぬく北極熊に秋冷し
道楽

アジア象三頭の背に秋の風
香深

風に乗り帰燕は空へ高く消へ
キヨ子

新涼や夢食ふ獏のよく眠る
栄子

秋風や丹頂一羽吹かれをり
一剣

パンダ舎は一時間待ち秋日和
佳織

パンダ行列

あ、この写真を撮影したときは
まだ50分待ちでしたが、
週末は開園と同時に
長蛇の列です。

9月14日、
麻布俳句教室は
9月句会を開催しました。

9月前半の開催ですから、
きっと暑いと予測し、
涼しい博物館や美術館で
吟行ができるよう
上野で待ち合わせました。

と、ところが、
昨日は気温25℃という
大変に過ごしやすい気温でした。
ですので、迷わず上野動物園へ。
象

パンダは長蛇の列。
やはり動物園といえば象でしょう。
スマトラ虎
早口言葉になりそうな
スマトラ虎。
人間に近いこの場所が
お気に入りのようです。
北極熊
涼しいですか、北極熊さ~ん!
なかなかアクティブに活動中でした。

吟行地が動物園って、
なんて楽しいのでしょう!!
いっぱい刺激を受けて
俳句を作ることを
忘れるくらい
ワクワクが止まりませんでした。

おっといけない!
俳句を作らなきゃ。
慌てて、歳時記を取り出す始末。

めいっぱい
濃い時間を過ごした
メンバーの句は
後日ご紹介します。


日本伝統俳句協会では、
読者が
Webで俳句を投句できる
Web投句箱を設けています。
http://haiku.jp/

今月のお題は、
「爽やか」です。

9月になり、
少しずつ秋らしく
なってきましたが、
まだ、夏の名残が
たっぷりです。
結構、蒸し暑くて、
「爽やか」な陽気には
ほど遠い日がほとんどです。
秋晴れの清々しい日が
待ち遠しいです。

ということで、
今日は、「爽やか」な句を
お届けします。

爽やかや流れるものを水といふ
村松ひろし

爽涼や杉一身に朝日浴び
村田 脩

響爽やかいただきますという言葉
中村草田男


「爽やか」な日には、
お散歩をして、
きれいな空気を吸って、
おいしい朝ごはんを
食べたいですね。





昨日の夕方、買物に出かけたら、
2ヵ所で、
「日が短くなりましたね」と
言われました。
確かに、18時には
すっかり夕方の雰囲気が
漂う今日この頃です。

夜になると、虫の音が。
つい先日までは
虫の音をかき消す
蝉の声がしていたのですが。
近年の夏は真夜中でも
蝉の声がするなぁと
思っていましたら、
温暖化と都市化の影響で
夜でも熱くて明るいので
15年ほど前から都会では
夜中でも蝉が鳴くように
なったのだそうです。

しかし、季節は虫。
今日は虫の俳句をいくつか。

虫籠を覗いたら
意外なものが入っていた句。


虫籠を覗けば何と瑠璃蜥蜴
高澤良一

虫籠を覗けば蛙入れてゐし
茨木和生

何か寂しそうな句が多い虫時雨の句。

虫しぐれチエロの全身がらんどう
吉原文音


上棟の客みな去りて虫しぐれ
萩原きしの

今秋はどんな虫の句を
詠めるでしょうか。

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