麻布俳句教室

麻布で俳句――。「卯浪俳句会・麻布教室」で俳句を学ぶ仲間の活動記録です。

毎月第2土曜日開催の卯浪俳句会・麻布教室は、一緒に学ぶメンバー募集中です!当教室の詳細は、本ブログの「麻布俳句教室について」「佳田翡翠講師について」をご覧ください。 体験ご希望の方は、online@haiku.jp へご連絡ください。

2019年12月

いよいよ今年も
残すところ3日足らず。
いかがお過ごしですか。

去る12月9日に
第21回HIA俳句大会が
開催されました。

HIA=
国際俳句交流協会
です。


その大会で
翡翠先生が
日本経済新聞社賞を
受賞されたので
お知らせします。

DSC_0245

端渓の彫りの深さを洗ひけり
佳田翡翠


翡翠先生から
勉強になるから
他の句も紹介しては、
と言ってもらったので、
他の皆様の受賞句も
ご紹介いたします。


国際俳句交流協会賞
パオひとつだけの草原馬肥ゆる
塚本 治彦


俳人協会賞
星月夜エジプト文字にとりけもの
石橋 万喜子

現代俳句協会賞
風死すや樹下にユリシーズ像細し
柏木 ともみ

日本伝統俳句協会賞
水澄みて澄みて水無きごとくかな
吉村 玲子

ジャパンタイムズ社賞
地獄絵の裏より出でて子蝙蝠
浅野 航秀



来年が皆さまにとって
すてきな年になりますように!

去る12月14日(土曜日)、
麻布俳句教室は
今年最後の句会を開催しました。

吟行地は小石川後楽園。
後楽園2

句会場は苑内にある
涵徳亭でした。
涵徳亭はしばらく改装で
お休みでしたので
改装後の涵徳亭は
初めて利用しました。

さて、この日、
空はすっきりと晴れ、
絶好の吟行日和です。
後楽園1

回遊式築山泉水庭園を
三々五々、巡りました。

翡翠先生は
やむない事情でお休みでしたので、
いつものように
俳句の題材になるヒントを
いただくことはできませんでした。
それぞれ頭をひねって、
歳時記をめくりめくり
句会に臨みました。

そんな力作をご紹介します。
なお、兼題は、都鳥と冬ざれ でした。


改めてこころ通はせ納め句座
風虎

枯蓮やくの字への字と曲がりをり
キヨ子

落葉して池一面の蒔絵かな
栄子

染土する木々の紅葉や西行堂
道楽

雪吊の縄に残りし青さかな
一剣

廃屋にかすかな灯冬ざるる
如翠

勝どきの茜の空へ都鳥
詩音

冬晴や円月橋が円となり
佳織
IMG_1978

この写真は、
2018年1月に
吟行したときに
撮った円月橋です。

句会の後は、
お待ちかねの忘年会。
佳織さんが幹事をしてくださり、
神楽坂「久露亭」で開催しました。
後楽園3

翡翠先生がいらっしゃらなくて
残念!!
もちろん、宴会好きの私たちは
新年会ももれなく開催します!




昨日、2月14日は
討ち入りの日。

そして、麻布俳句教室の
句会の開催日でした。
吟行地は小石川後楽園。
句会の様子と
メンバーの句は後日、
レポートします。

さて、赤穂浪士の討ち入り。
旧暦の12月14日ですから、
新暦ならば2月になりますが、
新暦でも12月14日には
「あ、討ち入り」と思います。

俳句をなさる方には
すでに周知のことですが、
討ち入りは冬の季語ではありません。
赤穂浪士関係ですと、
義士祭は季語ですが、
これは四十七士の命日である
旧暦の二月四日。
新暦では四月で、春の季語です。

この時期の句としては
赤穂浪士のひとりで
「子葉」の俳号を持つ
大高源吾が討ち入りを詠んだ句が
残されています。

山を裂く刀も折れて松の雪
子葉


討ち入り直前に詠んだとも、
討ち入り後、泉岳寺で詠んだとも
言われていますが、
覚悟を感じますね。


地中の水分が
寒さのため凍って
細い柱状の固まりになって
地表の土を押し上げるもの。

日陰の気温が低いところでは、
日中も溶けず
何日も重なって成長し
数十センチに及ぶものもある。

霜柱。
子供のころ、通学時に
サクサクという
音が楽しくて
霜柱を踏みながら
歩いたことを思い出します。

綾小路きみまろさんではないですが、
「あれから四十年」
(いやもっとかな)
霜柱を踏むことはありませんでした。

ところが、先日、
碓氷峠越えでは
ザクザク、ザクザク
霜柱の山道を上りました。
霜柱

人が踏みつけない場所には
大きく成長した霜柱もありました。
霜柱は、何十年経っても、
寒さを吹き飛ばす
楽しさがいっぱいでした。

霜柱の句は
命を詠んだ句や
厳しい寒さの句が多い中、
明るいトーンの句を
探してみました。


かがやきて空の色ある霜柱
大澤山世木

何をしに生まれて来しか霜柱
鳥居美智子

霜柱俳句は切字響きけり
石田波郷


ひとつ脱てうしろにおひぬ衣かへ
IMG_1206

中山道の坂本宿の上木戸に
現在、この句碑があります。

元々は、群馬側から
碓氷峠を登り始めて
十分ほどのところに
あったそうです。
IMG_1214

確かに
寒い日でも登り始めると
汗ばんできます。
芭蕉さんのように
一枚衣服を
脱ぐことに。

碓氷峠には、このほかにも
熊野神社に
山口誓子の句碑があり、
体力のある俳人の皆さんに
オススメです。

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