麻布俳句教室

麻布で俳句――。「卯浪俳句会・麻布教室」で俳句を学ぶ仲間の活動記録です。

毎月第1土曜日開催の卯浪俳句会・麻布教室は、一緒に学ぶメンバー募集中です!当教室の詳細は、本ブログの「麻布俳句教室について」をご覧ください。 体験ご希望の方は、online@haiku.jp へご連絡ください。

2022年09月

こんにちは。
いい天気が続いています。
日中は30度を超す暑さ。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

さて、9月3日(土)にメールによる句会を開催しました。
月例の句会が感染者高止まりによってメールによる句会に変更になったためです。

3日に投句を締め切り、10日に肖子先生の選句、そして一般選の集計が、幹事の一剣さんから送られてきました。
メールによる句会はじっくり句を味わってから選句できます。
そのうえ、肖子先生から1句1句に文章でコメントをいただけます。
文章ですと、記憶にも記録にもとどめておけますから、とっても勉強になります。

さて、9月の句会のメンバーの「今月の一句」をご披露いたします。
兼題は、夕月夜と残暑でした。

まずは、肖子先生の御句から。

夕月やまだ濡れてゐる貝の殻
肖子


続きまして、メンバーの句は幹事の一剣さんからです。

ひとつづつ星現れて夕月夜
一剣

京五山臨む山荘残暑かな
詩音

鳥渡る再開発の空広し
栄子

車窓から射し込む光残暑なり
亜紀子

蟷螂の静かな構へ迷ひなし
道楽

東京の二百十日の星ひとつ
佳織

ライオンの昼寝見てゐる残暑かな
香深

重き提げ待つ青信号秋暑し


新涼や父と子の風呂賑やかに
風虎

カルピスの瓶底叩き残暑かな
鉄馬

くたびれてきたシャツ畳む残暑かな
正之


兼題の夕月夜。
見えますか?
夕月夜


10月は吟行&リアル句会ができますように!




こんにちは。
いいお天気です。
今、久しぶりにミンミンゼミの声が聞こえています。

昨夜は中秋の名月をご覧になりましたか。
東京は雲一つなく、たっぷりと月を楽しむことができました。
まさしく名月、でした。
中秋の名月

我が家のベランダで月を眺めていたら、なんだかいい香りがしてきます。
「えっ、月の香?」と思ったら、ジャスミンが1輪咲いていました。
月見酒が過ぎたのかもしれません。
自分のボケ具合に驚きました。

でも、降り注ぐ月の光に香があるならば、ジャスミンなんてピッタリかもと思いました。

そこで、「月」と「花の香」を取り合わせた俳句を探してみました。

白粉花の夕咲く香なり二日月
遠藤はつ

おしろい花の香。
これは季節もぴったりですね。


満月へ水仙の香の上りけり
小島健

これは冬の満月ですね。
しかも香が立ち上る方の。

秋はイベント盛りだくさん。
たくさん体感して、たくさんの句を詠みたいです。

こんにちは。

こちらは朝からいい天気です。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

さて、一昨日、9月3日は麻布俳句教室の句会でした。
しかし、感染者数が高どまっていることから、メールによる句会に変更になりました。
投句が3日、選句は9日が締め切りです。
ということで、9月の定例句会については後日レポートいたします。

今日は、「あまひやな一句」について。
伊藤園の「お~い、お茶!」のパッケージに「新俳句」入選作品が付いているのはよくご存じかと思います。
「キシリクリスタル」でおなじみの春日井製菓も発売20周年を記念して俳句コンテストを実施。
今年4月に入選句が発表されました。
募集テーマは、あまくてひんやりした「あまひやな一句」。
夏井先生が審査員です。
特選は、「二人占めの星空狭き寝袋も」(俳号:ペトロア)。

この特選1句を含め、優秀句5句、佳作50句の計56句は、キシリクリスタルの個包装に掲載中です。

私が購入した「キシリクリスタル」の袋に入っていた優秀句は「給食にジェラート私立百合学園」(俳号:山本先生)でした。夏井先生からはジェラートを夏の季語「氷菓子」ととらえたとの弁。
あまひやな一句

飴を頬張りながら、個包装に書かれている俳句をどれどれと味わう。
一粒で二度おいしい、ナイスアイデアです。

↑このページのトップヘ