風虎さん東大植物園の梅

これは桜ではありません。
2月25日に風虎さんが
送ってくれた梅林の写真です。
小石川の東大植物園の梅林だそうです。

ご無沙汰しております。
ずっとブログをお休みしていました。
すみません。

休んでいる間に春真っ盛りになりました。
一剣さん四季の森公園の桜

こちらは昨日、一剣さんが
送ってくれた満開の桜。
四季の森公園での撮影です。

お二人とも写真を
ありがとうございました

さて、新型コロナウィルス感染症の
感染拡大で休校。
引き続いての春休み。
そんなある日、
ある小さな児童公園で
こんな光景に遭遇しました。

公園のブランコに
 5、6歳と思える少女が
お母さんと一緒にやってきました。

とても運動神経のよい子で
どんどんブランコを
大きく大きく揺らし始めます。

そして、ブランコを漕ぎながら、
お母さんに
こう話しかけました。
「ママ、一緒に行きたい?」
「え、どこに?」とお母さん。

「宇宙!」とその子が
元気よく答えました。

この光景に居合わせた私は
これを句にしようと
思いました。

女の子、公園、ブランコ、宇宙…。
俳句のタネはたくさんあります。
ひねってもひねっても
うまく俳句になりませんでした。

そして、最終的にできた句は

ブランコに乗る爪先の先の空

でした。トホホ。
宇宙という言葉を
入れたかったのですが、
無理でした。

ふらここ ではなく、ブランコにしたのは、
宇宙へ向かう発射装置だから。
カタカナの方が合いそうでした。

ブランコといえば漕ぐものですが、
乗るにしたのは、上と同じ理由からです。

しかし、この女の子の
ストーリーを説明できない俳句では
「ブランコ」「乗る」である理由は
伝わりませんし、結果、
おかしな句になってしまいました。

テレビ番組『プレバト』では、
司会の浜田さんが
常に詠み手に
「これはどういう気持ちで?」と
聞いてくれます。

これは番組の演出であり、
通常、それが問われることはありません。

ストーリーをお話しできなくても
17音でそれが伝わるようにするか、
もしくは、たくさんの材料を
取捨選択して
17音に収めるか――。

そのような技術がないだけに、
女の子に宇宙旅行を
させてあげられなかったのが
とっても残念です。

ブランコで宇宙に
飛び立とうとする
少女に出逢ったら、
皆さんなら
どういう句を
詠まれますか。
ぜひ、コメントを
お待ちしています。