昨日に引き続き、
11月14日に開催した
吟行句会のリポートです。

吟行地の小石川後楽園から
句会場の高輪区民センターに移動し、
句会を開催しました。

皆、14時半の締め切り前に
投句を無事終え、
いつもの手順で、
清記、選句、一般選披講と
進みました。

いつもと違うのは、
幹事の一剣さんが欠席ということ。
一剣さんに代わり、
詩音さんが幹事代行です。
詩音さんらしい
こまやかな気配りで
スムーズに進行しました。

一般選のあとは、
翡翠先生選です。
ああ、このドキドキ感、
久しぶりだなぁ、などと思いつつ、
読み上げられる声を聞きました。

マスクなしで
句会できる日が
一日も早く来ることを
願ってやみません。

では、最後に
翡翠先生ならびに
メンバーの句をご紹介します。


池尻に繋がれしまゝ紅葉舟
翡翠

遠目にも燃えてゐる赤櫨もみぢ
風虎

枯蓮田ベートーベンの歓喜あり
鉄馬

林泉の水面を埋め冬紅葉
如翠

ひとつぶの木の実地球へ向かひ落つ
佳織

鳰の親子戯むる池畔かな
道楽

静々と枯葉流れておりにけり
香深

細波に紅葉明りの揺らぎかな
キヨ子

編み上げのブーツ磨きて冬に入る
詩音

薄日受け冬暖かき庭の亀
美奈子

ややあって彼方にぽかりかいつぶり
栄子

泉より湧き出る流れ石蕗の花
一剣
石蕗の花2