一昨日は風虎さん、
昨日は一剣さんの特選句を
紹介しました。

今日は、ひとみさんの特選句です。

6月、ひとみさんは3句も特選でした!
すごい!!

早速、いってみましょう~。


ポケットに句帳忘れず更衣

傘の色溢れて雨の菖蒲園

もの洗ふ蛇口いつぱい開けて夏




「蛇口いつぱい開けて夏」。
夏の洗い物は水が手に触れる感覚が
とても気持ちいい。
この感覚、わかります~。

ひとみさんみたいに
句帳を身に着けていないと
その時々の感激を
留められないのですね。
勉強になります。

勉強になるといえば、
6月の『卯浪集』は
我らが翡翠先生も選者でした。

「添削のページ」のところで、
翡翠先生が、促音について
書かれていました。
歴史的仮名遣いでは、
小さな「っ」は使わず、
大きな「つ」を使います。
「真っすぐ」ではなく、
「真つすぐ」と書くのだと。

だから、ひとみさんの蛇口の水の
俳句は「蛇口いつぱい」と記されて
いたのですね。

ひとみさん、ハットトリック、
おめでとうございます