9月2日土曜日に開催した
麻布俳句教室の句会。

吟行地は子規庵と大龍寺でした。
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子規三昧の吟行後、
午後からはいよいよ作句です。

いろいろ堪能し過ぎて
句会スタート時間がいつもよりも
少し遅れました。

その分、作句にかける時間を少しだけ短縮。
皆、集中し、時間内に5句仕上げました。
兼題(秋の声と子規忌)と
合わせて7句を投句。

その中から各自のベスト句を
ご紹介しましょう。


交差するエスカレーター人の秋
栄子

バス停に置き忘られし秋日傘
詩音

日を追ふて誰そ彼早し秋の聲
キヨ子

その辺が空気の裂け目秋の蝶
ひとみ

赤のままほろほろこぼす律女の手
風虎

寝床にてしばしまどろむ子規忌かな
新太郎

子規の忌に見上げし柿のまだ固く
如翠

紙を切るナイフの切れや獺祭忌
香深

獺祭忌へちまの水を口にする
道楽

臥して見し糸瓜は高き空に在り
一剣

そして、佳田翡翠先生の句。

柿食うべ団子を食うべ子規修す
翡翠

この句の「食う」は「くふ」ではなく、
「とう」と読むと教えてもらい、
びっくり!
また一つ勉強になりました。
子規は果物の中でも柿が
大好物でした。

7月の句会に参加された
道楽さんが再び参加。
「子規」を堪能した1日でした。