麻布俳句教室

麻布で俳句――。「卯浪俳句会・麻布教室」で俳句を学ぶ仲間の活動記録です。

毎月第2土曜日開催の卯浪俳句会・麻布教室は、一緒に学ぶメンバー募集中です!当教室の詳細は、本ブログの「麻布俳句教室について」「佳田翡翠講師について」をご覧ください。 体験ご希望の方は、online@haiku.jp へご連絡ください。

カテゴリ: 季題(季語)を少しずつ

今日は3月3日。
ひな祭りです。
IMG_8608
(撮影:詩音さん)

そして、立子忌です。
俳人、星野立子は
1984年の今日、亡くなりました。

麻布俳句教室の
3月の句会の兼題は
立子忌です。

忌日を詠むのは
とても難しいですね。

今日は、立子の
この季節の俳句を
いくつか記してみようと
思います。

春宵や流るゝ如くピアノ鳴る

働けばきりなし春の風仰ぎ

春風やすぐに似合ひてボート漕ぐ

昃れば春水の心あともどり

春泥に歩きなやめる遠会釈

ひるからは野に遊ばんと働ける


文字を打っていても
気持ちがいい句ばかり。

さて、兼題はどうしましょう。


吟行・句会の必需品は、
歳時記や電子手帳、句帳など。
さらに、私にとって
欠かせないのがアプリです。

漢字を拡大してくれるアプリ。
漢字の読み方がわかるアプリ。
この2つは句会のときに
欠かせなくなりました。

投句するときに
画数が多くて
細かな部分がよくわからない
漢字を拡大し、
それを見ながら手書きすれば
あら、簡単。

選句のときに
意味はおろか、読み方もわからないとき
読みを教えてくれるアプリは重宝です。
読みがわかったうえで、
電子手帳やスマホで
意味を調べるととてもスピーディ。

そして、昨日、ダウンロードしたのが
動物の画像から名前を教えてくれるアプリと
植物の画像から名前を教えてくれるアプリです。

植物の方は、試しに、家にあった
カーネーションとかすみ草で
トライしてみました。
ちゃんと名前が出てきました。
しかし、パソコン画面に
木蓮の画像を出して試してみると
「ゆりのきかな?」と…。
パソコン画面だったからだめだったのかも。
今度、実践で試してみます。

ところで、もうすぐ雛祭りですね。
全国の各地で
ひな人形をたくさん飾る
ひな人形祭りを開催しています。

関東でひな人形の
産地といえば埼玉県。
さいたま市の岩槻、越谷市
そして、鴻巣も有名な産地です。

IMG-3602 (338x450)

先日、中山道を歩き、
鴻巣市では、
街道沿いにたくさんの
ひな人形のお店が
軒を連ねていました。
その中に、
とびきり素敵なひな人形を見つけました。

IMG-3600 (450x307)

ガラス越しで見づらくてすみません。

三人官女。
華やかではないですが、
なんとも上品。しっとり。
お内裏様も
すごいハイセンスでした。

なお、岩槻では
2月23日から3月10日まで
「まちかど雛めぐり」を。
鴻巣では
2月20日から3月10日まで
「鴻巣びっくりひな祭り」を
開催中です。


東京は晴れの日が続き、
乾燥しきっています。
お肌と火の元に気を付けましょう。

乾燥していて美しいのは夜景と夜空。
21日(月)の満月は
あまりにくっきりしていて、
月の輪郭がデコボコにみえるほどでした。

さて、今日は「鳥が来ました」の第2弾です。
1月9日に掲載した第1弾は
風虎さんが送ってくれたユリカモメでしたが、
今日は白鳥です。

1月6日に詩音さんが送ってくれた白鳥です。
掲載まで時間がかかってしまいましたが、
早朝の霧がかかる水面に白鳥が泳ぐ
すごく素敵な写真で、
ぜひ掲載したいと思っていました。
190105詩音さん川島白鳥 (1)

埼玉県の川島町という
白鳥の飛来地にお正月休みに
行ってきたそうです。
朝焼けの写真から
相当早い時間とわかります。

比企郡川島町、ご存知ですか。
私は初耳でした。
埼玉県のほぼ中央に位置する
人口2万人ほどの町です。
その川島町を流れる越辺川の
河川敷に毎年白鳥が飛来します。
190105詩音さん川島白鳥 (2)

川島町のウェブサイトには
白鳥の飛来状況が紹介されています。
それによると、昨年は
10月18日(木)に渡ってきたそうです。
1月7日に80羽、
1月23日に80羽ほどが
確認されたとのこと。

さて、白鳥は冬十二月の季題。

坂東太郎白鳥の江となりにけり
堀口星眠


坂東太郎は利根川のこと。
おっと、写真は荒川水系の
越辺川でしたね。

もうひとつ、最初の写真は
霧と白鳥。
靄と霧と霞はどう違うかが、
違いがわかる事典」に
記されていました。
気象学的には靄と霧は同じもので、
見通しの度合いで使い分けると。
俳句的には霧は秋、霞は春で、
靄は単独では季題ではないそう。


詩音さんの写真にあった霧は
蒸気霧といい、
水面から水が蒸発するときに
冷たい空気に冷やされて霧になったもの。
水温が気温よりも高い場合に発生します。
川霧は蒸気霧の一種。
もろもろの条件が重ならないと
冬でも発生しないので、
川霧と白鳥の景色が見れたなんて、
詩音さん、とってもラッキー!


なお、川島町の白鳥は、
3月上旬まで見ることが
できるそうです。

俳句を始めてみると、
びっくりする季題に
遭遇することがあります。

思い返すと、
ビックリ第1号は
「小鳥」でした。

「え、小鳥なんて
年中いるじゃない?」
と思い、頭の中が
??? となりました。

いろいろな小鳥が
秋になると渡ってくるから
小鳥は秋の季題だったのですね。
今でも、小鳥と聞くと
あのときのビックリを思い出します。

ということで、今日は鳥のお話です。

6日の日曜日、
風虎さんからとても可愛い
写真が送られてきました。
不忍池までウォーキングし、
面白い風景を発見して
思わず撮られたもの。
風虎さん、ありがとうございま~す!!
190106風虎さん不忍池ゆりかもめ (450x253)

ゆりかもめの整列です。
杭に1羽ずつとまっているのが
なんともお行儀がよくて。
見えにくいかもしれませんが、
木の陰の杭にも
ずらりととまっています。

ゆりかもめは、
ユーラシア大陸ほぼ全域に
生息している鳥。
ユーラシア北部で繁殖して、
冬季は日本などのアジアやアフリカで過ごします。

冬には頭部が白いですが、
夏には頭部から顔面にかけて
黒い毛に変わります。
ゆりかもめが夏を日本で
過ごすことはほぼないので、
国内でツートンカラーの
ゆりかもめを見ることはありません。

風虎さんに送ってもらった
写真のゆりかもめも
色白です。

ゆりかもめは
漢字だと百合鴎と書きますが、
日本で見るときは
百合のように白いからですね。
ツートンだったら
きっと別の名になっていたことでしょう。

都鳥ともいい、
季題は冬12月。
都鳥はもともとは関東での
呼び方だったのだそうです。

都鳥水汚れたる世となりし
岡安仁義

都鳥空は昔の隅田川
福田蓼汀


『伊勢物語』以来、
都鳥は隅田川とペアで
和歌や歌謡にうたわれてきました。





今日の午前中、
全国的に部分日食が
3年ぶりに見られたのですが、
ご覧になりましたか。

今年もはや6日。
今日から小寒に入りました。

今週末は麻布俳句教室の
初句会です。

兼題は、大根と注連飾です。

注連飾といえば、
暮れに銀座の三越に行ったところ、
注連飾の特設コーナーが
できていました。
素敵な注連飾が数々並ぶ中、
こんなに豪華な注連飾もありました。
注連飾 (2) (338x450)

下世話な話ですが、
いくらだったと思いますか?

25920円(税込)でした!
我が家に、もし、
こんな高価な注連飾を飾ったら、
なくなりはしないかと心配で
見張りに立つかも知れません。

この特設コーナーには、
ちゃんと注連飾の説明が
されていました。

それによると、

注連飾のもととなる「注連縄」は、
古くは「古事記」「日本書紀」などに
「シリクメナワ」という名称で
登場するとのこと。

「シリクメナワ」は、
邪気を防ぐ結界のような役目を果たし、
縄を張った内側に
邪気が入るのを防ぎ、
清浄な空間にしてくれるのです。

これから転じて、
年末に、年神様をお迎えする準備として
注連飾を家の内外に飾るように
なったそうです。

古井戸のつかはぬままに注連飾
山口青邨


おお、井戸があれば
井戸にも飾りますね。
たとえ、もう使っていなくても。

地域や用途によって
いろいろな注連飾があるそうです。
IMG_3517 (338x450)

そういえば、少し前まで、
注連飾を付けている車を
よく見かけました。
最近は見かけませんね。

注連縄を外すことを
注連明(しめあけ)といい、
これも新年の季題。

いつ注連明するかは
地方によっても、時代によっても
違うらしいのですが、
小正月を過ぎたらという説と
松の内が過ぎたら、という説がありますが、
最近では松の内が過ぎたらというのが
一般的になっているようで。
となると、明日、明後日には
外さなければ、ですね。

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