麻布俳句教室

麻布で俳句――。「卯浪俳句会・麻布教室」で俳句を学ぶ仲間の活動記録です。

毎月第2土曜日開催の卯浪俳句会・麻布教室は、一緒に学ぶメンバー募集中です!当教室の詳細は、本ブログの「麻布俳句教室について」「佳田翡翠講師について」をご覧ください。 体験ご希望の方は、online@haiku.jp へご連絡ください。

カテゴリ: 句会記録

早いものでもうすぐ9月です。
立秋はとうに過ぎ、
秋の季題で詠みたいところですが、
こう暑くては、
なかなか秋の気分にはなれません。

日本、いや世界には、
一体いくつの俳句の会があるのでしょう。
そのうちの多くが
句会の開催ができない
状況なのではと思います。

かくいう麻布俳句教室も
そのひとつです。
2月8日に
有栖川宮記念公園で
句会を開催しましたが、
その後は開催休止が続いています。

その間は
毎月、所定の締め切り日までに
7句を投句。
その後、幹事の一剣さんから
送られてくる会報に
佳田翡翠先生の選および句評が
掲載されるのを
首を長くして待つという
毎月になりました。

会報に掲載された
教室の仲間の皆さんの句を読むと、
各人の生活の様子が想像されます。

もともと半径数メートルの句を
詠むのがうまい栄子さんは
外出自粛中にも
生活の中の小さな発見を
楽しまれている様子。

当教室の植物博士、
キヨ子さんは
ご自宅の庭先でしょうか、
季節ごとの樹木、草花を
愛でておられる様子が
句にも表れています。

作句の種はあらゆるところに
見つけることができるのでしょうが、
その見つけ方には
個性が出るもの。

そんなことで、
新しい会報の読み方を
発見した思いでいる
今日この頃です。

暑くなったり、涼しくなったり、
涼しくなったり、暑くなったりを
繰り返し、繰り返して、
とうとう
蒸し暑い季節になりましたね。

昨日、卯浪の5月号が届きました。
今回も、すてきな句が
たくさん特選に選ばれました🎉

では、早速ご紹介します。


小川みゆき先生選

プリンセスごつごのブーケ姫ぢよをん
風虎

髪切つて鏡まぶしき薄暑かな
栄子

抜井諒一先生選

鯉のぼり畳み目玉となりにけり
風虎

山門の中の明るさ新樹晴
栄子

神職の浅葱の衣夏に入る
栄子

花水木新装なりし美術館
栄子

青空を遮る日差夏に入る
詩音

一番は菖蒲に譲り風呂に入る
佳織

掴みたる口より大き柏餅
一剣

渡辺光子先生選

鯉のぼり畳み目玉となりにけり
風虎


特選の皆さま、おめでとうございます。

2月8日に開催した
麻布俳句教室の
2月句会。

メンバーの句を
ご紹介します。

兼題は
寒昴と春隣。

吟行地は
有栖川宮記念公園でした。

当日ご欠席だった翡翠先生からは
直後に「今日の一句」を
いただいていましたが、
ご紹介が今日になってしまいました💦

では、翡翠先生の御句からどうぞ。


わが骨の音無き音よ寒昴
翡翠


続いてメンバーの句を。

春隣小町通りの金平糖
一剣

氷解け土踏む靴の重きこと
如翠

極北を目指す旅人寒昴
道楽

水面より幹に映ろふ春日かな
香深

ふらここの母子近づきては離れ
佳織

西高東低緩む気圧に春隣
キヨ子

一望にタワーとツリー春隣
栄子

朝ぼらけ富士はピンクに春隣
詩音

襟もとに遊ぶ風あり春隣
風虎


今日の写真は、
佳織さんが欠席投句の
作句のために訪れた
有栖川宮記念公園で
偶然見つけて
撮影したカワセミです。
東京のど真ん中の奇跡!

kawasemi

カワセミは
翡翠先生の「翡翠」の字と同じ。
麻布俳句教室の我々にとって
特に意味ある鳥です。



1月11日、
麻布俳句教室では
初句会を開催しました。

吟行地は目黒不動尊。
兼題は、楪(ゆずりは)と寒紅でした。

では、まず、
翡翠先生の御句から。

寒四郎うごくものなき心字池
翡翠


そして、メンバーの句。

一山の淑気不動の剣より
風虎

楪や父と娘同じ足の指
佳織

寒紅やあと一筆をためろふて
一剣

笑み溢る記念写真の初稽古
如翠

寒紅のきりり参拝待つ列に
香深

千年の椎の影置き池冴ゆる
栄子

楪や遷宮終へし伊勢の森
道楽

初春や地球を包む空の青
詩音

初詣大吉の声高らかに
キヨ子

unnamed

去る12月14日(土曜日)、
麻布俳句教室は
今年最後の句会を開催しました。

吟行地は小石川後楽園。
後楽園2

句会場は苑内にある
涵徳亭でした。
涵徳亭はしばらく改装で
お休みでしたので
改装後の涵徳亭は
初めて利用しました。

さて、この日、
空はすっきりと晴れ、
絶好の吟行日和です。
後楽園1

回遊式築山泉水庭園を
三々五々、巡りました。

翡翠先生は
やむない事情でお休みでしたので、
いつものように
俳句の題材になるヒントを
いただくことはできませんでした。
それぞれ頭をひねって、
歳時記をめくりめくり
句会に臨みました。

そんな力作をご紹介します。
なお、兼題は、都鳥と冬ざれ でした。


改めてこころ通はせ納め句座
風虎

枯蓮やくの字への字と曲がりをり
キヨ子

落葉して池一面の蒔絵かな
栄子

染土する木々の紅葉や西行堂
道楽

雪吊の縄に残りし青さかな
一剣

廃屋にかすかな灯冬ざるる
如翠

勝どきの茜の空へ都鳥
詩音

冬晴や円月橋が円となり
佳織
IMG_1978

この写真は、
2018年1月に
吟行したときに
撮った円月橋です。

句会の後は、
お待ちかねの忘年会。
佳織さんが幹事をしてくださり、
神楽坂「久露亭」で開催しました。
後楽園3

翡翠先生がいらっしゃらなくて
残念!!
もちろん、宴会好きの私たちは
新年会ももれなく開催します!




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