麻布俳句教室

麻布で俳句――。「卯浪俳句会・麻布教室」で俳句を学ぶ仲間の活動記録です。

毎月第1土曜日開催の卯浪俳句会・麻布教室は、一緒に学ぶメンバー募集中です!当教室の詳細は、本ブログの「麻布俳句教室について」をご覧ください。 体験ご希望の方は、online@haiku.jp へご連絡ください。

カテゴリ: 句会記録

昨日、麻布俳句教室は
初句会を開催しました。

吟行地は、上野東照宮。
句会場は、上野文化会館でした。

昨日は寒さが骨身に染みるという
表現がぴったりの寒さでしたが、
今年のスタートを切る句会。
元気いっぱい、吟行しました。
その様子を写真たっぷり目で
ご紹介します。

大鳥居をくぐり。
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参道を進むと、
神門が。
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さらに進むと、
金色の唐門が見えてきます。
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1651年に造営された、この立派な門は
奥にある社殿と共に
国指定重要文化財です。


門の扉の両サイドには
左甚五郎作の昇り龍・降り龍。
毎晩、不忍池の水を飲みに行くという
伝説の龍です。
なんでも、偉大な人ほど
首を垂れることから、
頭が下を向いている方が
昇り龍なのだそうです。
(唐門の向かって右側が
昇り龍です)
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お参りを終えて、
参道の途中にある
「上野東照宮ぼたん苑」に。
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艶やかな紅色、ピンク色、黄色、白色と
みごとな冬牡丹がちょうど見ごろでした。
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蠟梅や梅も咲き始め。
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中には、こんな珍しいお花も。
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マイクロ・シクラメンと。
全長2センチほどの
小さな小さなお花です。

ぼたん苑には
葉牡丹も。
お、これは珍しい
レーシーな葉牡丹。
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傘をさした
粋な牡丹さんたち。
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こんな風流な景色も。
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奥に見えるのは
銅灯篭。
全48基あり、
こちらも国指定重要文化財です。

上野東照宮の参道には
複数の句碑が
立っていましたが、
ぼたん苑内には
奉納俳句のコーナーが。
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思い浮かんだ数少ない句は
この後開催する句会のために
とっておかねば!
残念ながら、奉納できませんでした💦

美しい牡丹に感動した後は
早めのランチを。
寒いので予定を変更して、
上野駅の2階にある
「ぶんか亭」で
温かいおそばやおうどんを
頂きました。

そして、真向かいの
上野文化会館の会議室で句会です。
今、俳句は大人気ですね。
昨日の午後は、
同会館で麻布俳句教室を含め
4つの句会が
開催されていました。

いつものように
1時から句会がスタート。
お正月休みで
緩みっぱなしの脳が
一気に活動を始めた気がしました。
大変だったけれど、充実した時間が終了。

さてさて、初句会ということで、
句会終了後はお待ちかねの
新年会を開きました。

場所は、一剣さんが
現地に出向いて探してくださった
御徒町の「極」。
残念ながら如翠さんはお休みでしたが、
残り11人で盛り上がりました。

今年も素敵な仲間と共に、
楽しい句会になりそうです!

初句会の自信作は
後日、ご紹介します。



昨日、12月23日は
天皇誕生日でしたが、
もう一人、誕生日を迎えた人がいます。
東京タワーさんです。

昭和33年12月23日開業で、
昨日で還暦を迎えました。
東京タワー還暦 (338x450)

昨日の東京タワーは
還暦を祝って「60」が輝いていました。

同じく麻布俳句教室にも
お祝いすべき、
おめでたいことがありました。

12月22日、つまり一昨日、
日本伝統俳句協会の
神奈川・東京合同句会がありました。
吟行地は横浜港。
句会場は波止場会館でした。

この合同句会で
麻布俳句教室の一剣さんが
2句も特選に選ばれました。
すごい、一剣さん!
おめでとうございます!!


藤木和子先生選
特選第1席(募集句)

どんぐりを握らぬ方の手をつなぎ

坊城俊樹先生選
特選第2席(当日句)

この辺り古りし英国冬薔薇

特選に選ばれると、
選んでくださった先生から
色紙が授与されるそうです。
一剣さんに後日、色紙の
画像を見せてもらおうっと。

一剣さん、おめでとうございます!!

おめでとうの気持ちを込めて、
東京タワーのハートの画像を送ります!

東京タワーハート (338x450)

久々に有栖川公園内の
東京都立中央図書館へ。
有栖川珈琲 (338x450)

図書館内の有栖川珈琲から見る
公孫樹の大樹の黄葉は
もう終盤でした。

さて、12月8日に開催した
麻布俳句教室の
句会のメンバーの句を
ご紹介しましょう。

吟行地は、銀座から日比谷。
兼題は、花柊、炉開 でした。



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歳末や願ひを込めて並ぶ列
如翠

炉を切りて華やぎ灯す炭手前
佳織

誰も触れぬ花柊の匂ひけり
栄子

恋人もマネキンも皆クリスマス
詩音

煩悩を拭ひ払ひて炉を切りぬ
珂門

柊の咲きつつこぼれつつ匂ふ
ひとみ

冬空へ吠えるゴジラやシネマ街
香深

炉開や南部鉄器に炎立つ
一剣

咲き散るや柊の花いつの間に
キヨ子

虚空より聖樹に楽の降るごとく
風虎

手びねりの器にいちりん冬桜
道楽

柊の零れ玉垣つづきけり
翡翠




昨日は、卯浪年間賞の特選に
キヨ子さんの句が選ばれた
ビッグニュースをお伝えしました。

さて、今日は、
卯浪集の10月の特選句に選ばれた
麻布俳句教室のメンバーの句を
ご紹介します。
今回からは選んでくださった
講師の先生のお名前も記したいと
思います。



【小川みゆき選】
団栗を握らぬはうの手をつなぎ
一剣

ひとしれず花となりたる吾亦紅
林ひとみ

【日置正樹選】
団栗を握らぬはうの手をつなぎ
一剣

【平井裕子選】
風音の高まりきたる雨月かな
一剣

何処までも月と並びし帰り路
詩音


おめでとうございます!
一剣さんは3人の選者から
1句ずつ選ばれて、
ハットトリックですね。


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麻布俳句教室の
12月句会の季題に
花柊があります。

柊の花……。
思い浮かばず、ネットの画像検索を。
白くてかわいい花ですね。
しかし、考えてみれば、
柊など、そこら中に植えてあるはず。
単に見過ごしているだけではないかと
外出の度に探しました。

そして、見つけました!
見過ごすくらい小さな花なのに、
なんと芳しい香。
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ぜひこの香を詠みたいと思います。

さて、今日は、すばらしいニュースを
お届けします。

卯浪では、毎年、
年間に投稿される多数の俳句の中から
優秀作品を表彰します。

2017年度の年間賞が発表になり、
特選に麻布俳句教室の
植物博士、キヨ子さんの句が
選ばれました!!!

2017年度の投句数は596句。
卯浪俳句大賞、準大賞に次ぐ賞です。

すばらしい~~!!

では、その句をご紹介します。


雁風呂に遠き海鳴り届きをり
キヨ子


明日は、10月の特選句を
ご紹介します。

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