2017年05月10日 躑躅のテーブル この写真は、4月末に撮影した躑躅です。掲載するタイミングが遅くなりましたが、毎年楽しみにしている躑躅のテーブルです。場所は、オーストラリア大使館前。 ここの刈り込み方は毎年、非常にきれいです。ですので、春の終わりにきれいな躑躅のテーブルができあがります。とても人工的といえば人工的ですが、ずっと続く美しい躑躅の平面。やはり美しい。もし機会があれば、ぜひ通ってみてください。
2017年05月05日 出してくれ~! 「出してくれ~!」「出してくれ~!」躑躅が柵から身を乗り出しています。太陽の光が降り注ぐ南を向いて咲いているので柵から花だけを突き出しています。見方によってはおもしろいし、見方によっては切ない光景です。おもしろいと言えば、躑躅の漢字。草冠ではなく足偏。読みを知らないときは何かの道具かと思っていました。(燭台の燭と造りが同じだし)語源由来辞典で調べてみました。読みの方の「ツツジ」は、「続き咲き木」が語源などさまざまな説があるそうです。漢字の「躑躅」は「てきちょく」とも読みます。「躑躅(てきちょく)」は、「行っては止まる」や「躊躇」という意味。あまりの美しさに足を止めたことから躑躅という字を当てたとかこちらもいろいろな説があるみたいです。花びらのうすしと思う白つつじ高野素十「出してくれ~!」の躑躅も花びらが薄くみえる白つつじですね。
2017年05月04日 春の最後の日に こんにちは。麻布俳句教室で最も新人の香深です。今日、5月4日は今春の最後の日です。今春は私にとって大変意味深い春でした。というのも、俳句を始めたのが昨年8月。俳句を始めて初めての春だったからです。とにかく、春はいろいろな花が咲き、いろいろな芽が芽吹きます。しかし、今までそれは目に入っている光景でしたが認知する風景ではありませんでした。ところが、今春は公園に芽吹く木々から大通りの歩道に咲く小さな花にいたるまで目にとめ、心にとめ続けました。私の住む大都会の目抜き通りにもあれほどたくましく雑草が生えていて、誰に注目されることなく、小さな花が咲いている。そのことに初めてしみじみしました。その経験が、とても味わい深い春をもたらしてくれました。1年はあっという間です。それは恐らく俳句を始める前と今でも変わりはありません。時間の経過はこれまでと変わらずにとても速くとも、今春の季節の流れはとてもゆったりと感じました。これは俳句のおかげです。目に入った花の数は私史上最多ではないですが、認知した花の数は私史上、間違いなく最多です。ありがとう、俳句!!そして、たくさん教えてくださる翡翠先生や同じ教室の先輩方!!この経験を新しい趣味を探している皆さんにも体験していただきたいです。この気持ちは言葉では言い表せないので、画像で補います。今春にご紹介しきれなかった道端で見つけた花々をここに掲載します。ぜひ麻布俳句教室へのご参加、お待ちしています。トキワマンサクオオイヌノフグリカラスノエンドウカタバミ今春のお気に入りで、あちこちで撮影しました。これは4月5日、この春最初に撮ったカタバミです。
2017年05月02日 穀雨は春の終わり 昨日はすごい雷でしたね。春雷というには少し遅いでしょうか。さて、今年は4月20日から5月4日までが二十四節気のうちの「穀雨」です。穀物を育てる雨、穀雨。「瑞雨(ずいう)」ともいうそうです。二十四節気では、春は「立春」から「穀雨」まで。今年は5月5日が「立夏」。夏が始まります。ですので、夏が近づき、行く春を惜しむことから、季題では、「暮の春」「行く春」「春行く」「春惜しむ」「惜春」「夏近し」「夏隣」などが歳時記に載っています。行く春や鳥啼き魚の目は泪松尾芭蕉あ、この句、知っています。私が知っているってことは、芭蕉の中でも有名な句ですよね。盤石をぬく燈台や夏近し原石鼎この句、声に出したときの音が好きです。夏が来る感じがしますね!そういえば、今日は♪ 夏も近づく八十八夜 ♪です。夏がもうすぐなので、少し早いですが、ブログのデザインを夏バージョンに衣替えしてみました。
2017年05月01日 もう乗りましたか? ニュースで見て乗りたかったのですが、縁なく、先日やっと、乗れました!レトロなデザインの地下鉄銀座線です。いいですねぇ。椅子の色も、壁の補助灯も、手すりもレトロですてきです。何年か前に導入されたレトロ車両の1000系とはちょっと違う内外装。より昔の車両を忠実に再現したもの。このタイプは、2車両しかないそうですのでちょっと得した気分でした。地下鉄の俳句。『極めつけの名句1000』で次の俳句を見つけました。地下鉄にかすかな峠ありて夏至正木ゆう子正木ゆう子さんは現代の俳人。日常的な乗り物、地下鉄に乗っているときに感じた微妙な高低差を詠み留められたのでしょうか。