麻布俳句教室

麻布で俳句――。「卯浪俳句会・麻布教室」で俳句を学ぶ仲間の活動記録です。

毎月第1土曜日開催の卯浪俳句会・麻布教室は、一緒に学ぶメンバー募集中です!当教室の詳細は、本ブログの「麻布俳句教室について」をご覧ください。 体験ご希望の方は、online@haiku.jp へご連絡ください。

カテゴリ: 俳句の周辺

今年は桜が
長く楽しめるので、
4月5日に行った
外濠公園の桜が
4月12日にも
咲いていました。

4月5日の桜はこちら。

市ヶ谷外濠公園桜

4月12日はこんな感じです。

外濠公園の桜4月12日2

定点撮影しようと
したのですが、
少しずれましたね。
残念。

2枚を比べると
若干パワーが落ちて
いるように見えますが、
1週間後もこんなに
咲いているなんて!

さて、桜の俳句。
たくさ~んあるので、
何を載せようか
迷いますね。

空をゆく一とかたまりの花吹雪
高野素十

「一とかたまり」で
「ひとかたまり」と
読ませるようです。

4月12日は
花散らしの強風
でしたから、
この句のような
しっとり感はなく、
派手な
花吹雪でした。

歩道に桜の絨毯が
できていました。
薄ピンクの歩道です。
踏まないように
気を付けて帰りました。

大きな木の下に
白い花々。

よくよく見ると、
雪柳に花韮です。

花韮

雪柳の下に
花韮が点々と。
午後の日差しを浴びて
暖かく、幸せそうです。

雪柳の季題は春。
雪柳の別名は、
小米花(こごめばな)、あるいは
小米桜(こごめざくら)。
小さな米とあるとおり、
小さな小さな花が
無数に連なっています。
その小枝が、
遠目には雪が積もったように
見えることから雪柳。

花の咲き始めが
結構かわいいですよ。
ほら、こんな。

ユキヤナギ蕾

朝より夕が白し雪柳
五十嵐播水


雪柳

一方の花韮は、
名前に韮とありますが、
韮ではありません。
葉の様子が韮に
似ていることから、花韮。
白ばかりでなく、
紫色の花の花韮も
ありますよね。

角川の歳時記には
掲載がありませんでしたが、
『ホトトギス俳句季題便覧』には
掲載があり、季題は春。
本物の韮に咲く花、
韮の花の季題は秋です。

花韮を摘み来し指のなほ匂ふ
稲畑汀子


花韮2

摘んだことないですが、
やはり韮のような匂い
なのでしょうか…。

俳句を始めて、
いろいろ常識がないと
痛感しています。

しかし、今まで知らなかった
草木の名が見ただけで
わかったりすると、
思わずニンマリします。

知らなかったことが
わかることは楽しい!

わからないことの中でも
特に四苦八苦しているのが
漢字です。

3月の句会で登場した
蘖(ひこばえ)もそうですが、
4月の句会での
蘂(しべ)もそうです。

見えますか?
大きくしましょう。

です。
心が3つも!


とも書きます。

蘂は、雄しべ、雌しべのこと。
桜蘂

「桜蘂降る」で春の季題になります。
桜の花が散った後、
萼に残った蘂が
散って落ちること。

あ、また難しい漢字が
登場しました。


花の一番下の花びらを
囲む部分、花のガクは
漢字で萼と書きます。

お恥ずかしいことに
先日まで、囀り(さえずり)や
塒(ねぐら)も読めなかったので、
漢字も少しずつですが、
成長しています。

歳時記を購入すると、
まるでテレビの
クイズ番組みたいに
漢字クイズが載っている
ものがあります。
私の手持ちの歳時記にも
載っています。

では、最後に、
その中に載っていた
春の季題の中から
1つ出題しますね。
これは何と読むでしょう。
鹿尾菜

答えは明日。

桜の季節真っただ中です。
どこに行っても
美しい桜が目に入ります。
こんなに桜の木は
たくさんあったのかと
桜の頃になるたびに
びっくりします。

昨日は、あいにくの強風で
桜もずいぶん散ったのでは
ないでしょうか。

市ヶ谷外濠公園桜
 
市ヶ谷から飯田橋に向かう
途中で撮った写真です。
撮影日は4月5日。
この外濠公園付近も
桜がきれいなスポットですよね。
中央線の電車の中からも
この付近の桜が楽しめます。

テレビ番組から得た
知識ですが、
川面に覆いかぶさる
ように桜の枝が
拡がるのは、
川面は太陽の光が
反射するため明るく、
その光に向かって
枝が伸びるからだそうです。

咲き満ちてこぼるる花もなかりけり
高濱虚子



 

3月の終わりに撮った写真です。

シデコブシ

花びらがいっぱいなので、
四手辛夷(しでこぶし)かと思います。

あまりに清らかで、
白い花びらがまぶしくて、
思わず写真に収めました。

辛夷と聞いて
何を思い浮かべますか?
ベタですが、私はどうしても
「北国の春」by千昌夫です。
1979年のヒットといいますから、
いやはや40年近く前!!

「白樺 青空 南風
辛夷咲く あの丘
北国の ああ北国の春」ですね。

作詞のいではく氏は
長野県南佐久郡南牧村の出身で、
いわゆる北国出身ではありません。
しかし、おそらく、
故郷の春の光景を思い起こして
書かれたものだと想像できます。

辛夷が咲いて、
「待ちに待った春が来た」と
思う気持ちが伝わってきます。

さて、その辛夷ですが、
木蓮と同じ仲間。
北国だけでなく、全国の山地に
自生しています。
季題はもちろん春。

『ホトトギス俳句季題便覧』に
こんな句がありました。

風出でて辛夷の花の散る日なり
藤松遊子


風は春を連れてきてくれますが、
春の花々を散らしてしまう。
春の風はいろいろです。

そして、もう一句。

どこからも辛夷の見える林かな
佳田翡翠


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