昨日、テレビで
「ひやおろし」について
紹介していました。

さらに、昨日の日経新聞の
某酒造メーカーの広告にも
「ひやおろし」の紹介が。

日本名門酒会のサイトによると、
ひやおろしとは、
江戸時代、冬に絞った新種が
劣化しないよう春先に火入れし貯蔵。
ひと夏越して、外気と貯蔵庫の中の
温度が同じくらいになった頃、
樽に入れて出荷したお酒のこと。

現代でも春先だけ加熱殺菌し、
秋まで熟成して2度目の加熱殺菌はせずに
出荷されるそうです。

ひやおろしが出回るのは、
9月から11月頃まで。
まさに今が旬です。

ひやおろしは、秋の季題ではないですが、
日本酒にまつわる旬の季題を。

新酒
古酒

いずれも秋10月の季題。
新酒が出回ると、
まだ残っている去年のお酒は
古酒と呼ばれると。

昨日までは普通の日本酒だったのに、
今日からは古酒と呼ばれるとは!
味は変わらないのに。

ちなみに、
古酒は麻布俳句教室の
10月の句会の兼題です。


牛曳いて四山の秋や古酒の酔
飯田蛇笏